近年注目を集めている樹木葬。
あなたも気になって
いるのではないでしょうか?
しかし、
樹木葬に対応している霊園の
ホームページを見ても
メリットばかりが書いてあって
デメリットは記載されていないことが
ほとんどですよね。
そんな
樹木葬のホームページでは
教えてくれない樹木葬のデメリットを
【霊園タイプ別】
【埋葬タイプ別】
【共通】に分けて分析しました。
樹木葬の購入にあたり
失敗したくないあなたへ
徹底解説いたします。
なお、樹木葬の費用については、以下の記事を参考にして下さい。
樹木葬のデメリット【霊園タイプ】
樹木葬の霊園タイプには
・里山タイプ
・公園タイプ
・ガーデンタイプ
の3種類があります。
それぞれデメリットが違いますので
タイプ別に解説していきます。
里山タイプのデメリット
・交通アクセスが
不便なことが多い
・公園、ガーデンタイプよりも
荒れる
里山タイプは名前の通り山にある
霊園・墓地になります。
その為電車やバスなどの交通機関が
利用できなかったり
車も途中までしか入れなかったりと
いうケースも珍しくありません。
また、自然に一番近い形なので
雑草や害虫、野生動物の
影響を受けやすいので
通常の墓地より荒れやすいということを
理解しておきましょう。
公園タイプのデメリット
・通常の墓地と
ほぼ変わらない場合がある
樹木葬を選ぶ理由として
自然に近い形でと思っていて
公園タイプを検討している場合
きちんと下見をしないと
イメージが異なる可能性があります。
樹木葬を受け付けている所では
通常の墓地の一角に樹木葬用の
スペースを設けている
場合があるからです。
必ず自分のイメージに合っているか
下見をしてから購入を検討しましょう。
ガーデンタイプのデメリット
・スペースが狭い
・墓標は石であることがほとんど
ガーデンタイプは
樹木を植えるスペースがない広さの
霊園であることがほとんどですので
一人当たりのスペースが
他のタイプよりも狭いです。
また、
墓標はそのスペースの広さの都合上
石であることがほとんどですので
樹木葬=樹木とお考えでしたら
ガーデンタイプは不向きです
樹木葬のデメリット【埋葬タイプ】
樹木葬の埋葬タイプには
・合祀(ごうし)タイプ
・共同タイプ
・個別タイプ
の3種類があります
こちらもタイプ別に
解説していきます。
合祀タイプのデメリット
・遺骨を他人と
ひとまとめにされる
・遺骨を取り出せない
・費用を抑えたいなら
寺院の合葬(がっそう)墓を
これは樹木葬のみに
限ったことではありませんが
合祀というのは
他人の遺骨とひとまとめに
埋葬される形です。
ひとまとめにされるということは
親族のお墓参りも他人と同じ場所となり
違和感を感じる人もいるでしょう。
そして後からもし親族が
遺骨を移動したいので
取り出したいと申し出ても
不可能です。
この点は合祀タイプだけではなく
地面に直接遺骨を埋める方法を
とっても同じなので
慎重に検討しましょう。
また、合祀タイプは
共同タイプや個別タイプに比べて
費用が割安ではありますが
もし費用を一番に優先するのであれば
寺院の合葬(がっそう)墓の方が割安です。
共同タイプのデメリット
・遺骨は他人と別々ではあるが
そのほかは合祀とほぼ同じ
・料金は合祀より割高になる
共同タイプ最大のデメリットは
合祀とほぼ同じデメリットがある
にもかかわらず
費用が合祀よりは
割高になってしまう点です。
しかし、他人の遺骨と
一緒にならない点が優れており
いざとなれば
遺骨を取り出せる安心感があります。
ですので遺骨の扱い方は
親族と十分に話し合い
どうするべきか決めましょう。
個別タイプ
・人数が多いと通常より
割高になる
・手入れが大変
樹木葬の料金プランは
大体が一人当たりの価格です。
その為、人数が増えると
通常のお墓よりも費用がかかる
場合がありますので費用面だけに限って言えば
オススメできません。
また、
合祀タイプや共同タイプは
霊園の方で手入れをしてくれますが
個別となりますと自分たちで
手入れをしなくてはならないので
草抜きや害虫駆除など
通常のお墓よりも手入れの手間が
かかってしまいます。
私の親族のお墓は通常の
墓石を使用しているタイプですが
それでも周囲の草抜きや
手入れは大変だなと毎回思います。
個別タイプを希望するなら
親族のそういった負担も
覚悟しなくてはなりません。
樹木葬のデメリット【共通】
樹木葬は通常の墓地と形が異なるので
樹木葬特有のデメリットも存在します。
樹木葬特有のデメリットは
・親族とのトラブルが起きやすい
・埋葬場所は決まっている
・希望の木を植えられない
こともある
・埋葬期間は決まってる場合が多い
・お線香やお供え物は
できないことも
・基本的に一世代のみ
が挙げられます。
こちらは一つずつ解説していきますね。
親族とのトラブルが起きやすい
人の樹木葬が
初めて日本で許可されたのは
1999年とまだ歴史が浅い
弔い方ですので
まだまだ認知されていないのが
現状です。
墓石を使った
今までのスタイルとは
異なる分抵抗のある方も少なくないので
後々のトラブルを避けるためにも
購入する際は親族の方と
よく話し合いましょう。
埋葬場所は決まっている
自分の中のイメージで
樹木はここに植えたいという
希望があったとしても
樹木を植えられる場所は
限られています。
近年では特に
樹木葬は人気で倍率が高いので
思い通りの場所とはならない
可能性が出てきます。
どの場所に埋葬が可能なのか
事前に確認をしましょう。
希望の木を植えられないことがある
植樹する木は
個別タイプの埋葬方法を選んでも
自分で決められるところもあれば
霊園側で
指定されている場合もあります。
こちらも事前の確認が必要です。
なお樹木葬で好みの木を選べるかについては
以下の記事で詳しく解説しました。
ぜひ参考にして下さい。
埋葬期間は決まっていることが多い
樹木葬は永代供養をしている所が
ほとんどですが
永代供養というのは
期間が決まっていることが多いです。
平均的に33回忌を過ぎると
合祀にされることが多いので
いつまでの契約となるのか確認し
最終的に合祀となってもいいのか
よく考えましょう。
お線香やお供え物はできないことも
樹木葬は木や草花をメインとした
お墓なので
火事防止のために
お線香やタバコなどの
火気を禁止していたり
動物や虫などが寄ってこないように
食べ物のお供えを
禁止していることがあります。
やはり親族としては
お墓参りに行ったときに
お線香もお供え物もできないとなると
ちょっと寂しいですよね…。
親族にとっては大切な問題ですので
このような可能性があることを
事前に伝えておきましょう。
基本的に一世代のみ
樹木葬は基本的に一世代のみの
契約なので
先祖代々のお墓を
探している場合は不向きです。
親族が皆同じ場所にとお考えなら
通常のお墓を検討しましょう。
樹木葬のデメリットの口コミ
上記で紹介したデメリットの他にも
色々なデメリットの
口コミがありますので
一部ご紹介します。
ご遺骨を全部、散骨や樹木葬にしてしまうと、故人と直接に向かい合う場がなくなってしまうhttps://t.co/SdXLUAlJjj
— saaaaaa (@enmyouin_eitai) May 20, 2019
やはり遺族としては直接故人と
向かい合う感覚がないと寂しいです。
その辺も
樹木葬を検討する際に
きちんと親族と話し合いましょうね。
以外と法に触れないレベルまで、骨を小さくするのが大変な上に
散骨できる場所も限られていて、そこまで行くのも大変だとか樹木葬の方は、雑草の手入れや害虫退治とか
後々のメンテナンスが、普通の墓以上に大変らしいですよ。
1か所の手入れが悪いと、隣近所の樹木にも迷惑をかけるんで— ラセン (@rasen1512) March 11, 2019
手入れを怠ると
自分のスペースだけでなく
近隣の方にも
迷惑がかかってしまいます!
親族に自分が亡くなった後
迷惑をかけたくないからと
樹木葬を選ばれる方も多いですが
これでは逆に
負担になってしまいますね。
電車の車内広告を何気なく見上げると「海洋散骨」の文字。ドキっとするが時代の流れなんだろう。以前菩提寺の住職に「散骨や樹木葬がよく聞かれるけどどう思われます?」と聞いたら「あれは捨てることですからね」と予想通りの答えが返ってきた。選択肢としてありかもしれないけど抵抗感も拭えない。
— Miyapon (@ebizohgull) August 23, 2017
こちらはデメリットとは
少し違うかもしれませんが
とても印象的でしたので
紹介させていただきました。
樹木葬を希望する本人からしたら
捨てているというつもりでは
ないのでしょうが
やはりこういった意見が出てくることも
少なからずあるということは理解をして
おきましょう。
なお、海洋散骨に関して詳しくは、
散骨して後悔する主な原因はこの3つ!経験者の口コミも考察!をご覧になってください。
樹木葬のデメリットまとめ
きれいな草花に囲まれて
美しい木の下で眠ると言えば
聞こえはいいですが
現実にはきれいごとだけではない
様々な問題があります。
そういったことも理解したうえで
後悔しない選び方をしたいですね。
最後にまとめておきます。
- 樹木葬のデメリット【霊園タイプ】
- 樹木葬のデメリット【埋葬タイプ】
- 樹木葬のデメリット【共通】
- 樹木葬のデメリットの口コミ
〇里山タイプのデメリット
・交通アクセスが
不便なことが多い
・公園、ガーデンタイプよりも
荒れる
〇公園タイプのデメリット
・通常の墓地とほぼ変わらない
場合がある
〇ガーデンタイプのデメリット
・スペースが狭い
・墓標は
石であることがほとんど
〇合祀タイプのデメリット
・遺骨を他人と
ひとまとめにされる
・遺骨を取り出せない
・費用を抑えたいなら
寺院の合葬(がっそう)墓を
〇共同タイプのデメリット
・遺骨は他人と別々ではあるが
そのほかは合祀とほぼ同じ
・料金は合祀より割高になる
〇個別タイプ
・人数が多いと
通常より割高になる
・手入れが大変
・親族とのトラブルが
起きやすい
・埋葬場所は決まっている
・希望の木を植えられない
こともある
・埋葬期間は
決まってる場合が多い
・お線香やお供え物は
できないことも
・基本的に一世代のみ
・遺骨を全部
樹木葬にしてしまうと
故人と向き合えなく
なってしまう
・手入れを怠ると
近隣のスペースにまで
迷惑がかかる
・樹木葬に対して
厳しい意見が出てくることも
理解しておく
樹木葬という方法は
今の時代に合っている
方法だとは思います。
しかしお墓というのは
今だけの話ではなく
何年、何十年と残るものです。
そして、
あなたが亡くなった後も
お骨を管理する人がいるのです。
流行っているからと
周りに流されないで
本当に自分に合った形なのかを見極め
慎重に選びましょうね。
なお、樹木葬で後悔しない方法も以下の記事にまとめましたので、合わせてご覧ください。