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お葬式の必需品!数珠の色の選び方とマナーの基本を知ろう!

お葬式に欠かせない道具の一つ、数珠
大人として恥ずかしくないように
一つはきちんとしたものを
持っておきたいですよね。

けれど
ネットで調べると
いろいろな色や形があって
よく分からない!

しかも
どのサイトを見ても
なんだか複雑なことが書いてあって
どれが自分に必要なものか分からない!

そう思うあなたのために
今回は
数珠の色の選び方とマナーの基本
まとめてみました。

数珠の色に決まったマナーはない!?

基本的には
数珠の色にマナーはありません。

素材となる珠も房も
あなたの好きな色を選んで良いです。

ただしあくまでも「基本的には」です。

どんなことでも例外は付き物。
次にどんな例外があるのかを見ていきましょう。

要注意!地域によってマナーは異なる!

ほとんどの地域で
何色でも良いとされている数珠ですが
一部の地域では
明確なマナーがあります。

例えば
東海北陸の一部の地域
(主に名古屋と金沢)です。
ここでは葬儀の際に持つ女性用数珠は
珠が無色(白や透明)で房は白

と決まっています。
それ以外の法事やお墓参りでは
色の付いた珠と色つき房の数珠

を使用します。

また
赤サンゴなどを用いた赤色数珠
ほとんどの地域で
慶事用数珠とされていますが
京都では弔事でも使用します。

大須は名古屋市の地名ですから
このような風習になりますよね。

けれどこれらの風習は
該当する地域以外にお住まいの人には
当てはまりません。

数珠を購入する前に
まずはあなたのお住まいの地域に
独自の風習がないか
ご家族に聞いてみると良いでしょう。

「何色でも良い」は「好みの色を選ぶ」とは違う!

地域差の例外をのけば
数珠の色は
珠も房も何色でも良いとされています。

ですが
何色でも良い=好みの色を選ぶ
という意味ではありません!

数珠を使うシーンの多くは
慶事ではなく弔事です。
あまりに鮮やかな色や派手な色は
そういった場に相応しいでしょうか?

昨今のパワーストーンブームもあり
天然石に様々な意味を持たせて
お守りとしている方もいらっしゃいます。
ですが、パワーストーンの由来は西洋。
仏教の由来とは異なりますよね。

数珠は念珠とも言い
ご自身のお守りの意味合いもある仏具です。

ですが
それは数珠がパワーストーンである
という意味ではありません。

故人や先祖に手を合わせる。
心を込めてお参りする。
そんな場面に相応しいと思える色。

あなたが数珠の色を迷った時は
そんな目線で選んでください。

数珠選びの基本は性別と宗派

では次に
基本的な数珠の選び方を
見ていきましょう。

まずはあなたの性別です。
数珠には男女兼用のものは存在しません。
男性は男性用
女性は女性用を選びます。

次に
あなた自身やあなたの家が
どの宗派に属しているかを調べます。

数珠には
108個の珠を使用し2連になっている
本式数珠
一般によく目にする一連タイプ
略式数珠の二種類があります。

二つのうち
本式数珠の場合は
宗派による形状の違いがあるので
ご自身の宗派の確認が必要になります。

本式と略式の
どちらを選べば良いか迷った時
決まった宗派がない場合は
略式を選んでください。

略式数珠は宗派を問わないので
どの宗派の葬儀でも参列できます。

どんな種類の珠があるの?

次は珠の素材を選びましょう。

数珠の素材は
木製もしくは天然石がよく使われます。

木製のものは手触りが良く
使い込むほどに色に深みが出てくる

という特徴があります。

男性用の数珠に多い素材でもあります。

天然石は多種多様な色があります。
自分にあう色を探したい場合
天然石の中から選ぶのが良いでしょう。

また天然石とは異なりますが
真珠、珊瑚などの
石以外の素材のものもあります。

これらの素材は色合いだけでなく
手にしたときの手触り重み
それぞれ異なります。

可能なら一度現物を手に取って
その感触を確かめてから
選ぶのが良いでしょう。

房は何色?形による差はある?

最後は房です。

素材は
正絹と呼ばれる絹糸製
人絹と呼ばれる化学繊維製のものがあります。

略式数珠の房の形は大きく分けて3種類
切り房、梵天房、紐房とありますが
それぞれの使い分けはありません。

あなたの好みに合わせて
素材、形、色を選んでください。

ただし
本式数珠の場合
宗派によって形が異なりますので
注意が必要です。

また地域によっては
房の色の使い分けもあります。

数珠の房は
購入後も交換が可能です。
万が一
房が宗派や地域のマナーと違う場合は
仏具店に相談しましょう。

珠をかえずに
房だけを別のものにかえることも
可能ですよ。

持っておきたい略式数珠の具体例

これまで解説してきたことをもとに
ある程度品質が良く汎用性がある数珠を
ネットで探しましたのでご紹介します。

こちらの男性用と女性用の略式数珠は
すべての宗派でお使いになれます。

色と共に気をつけたい2つの数珠マナー!

数珠には
色と共に
注意するべき大事なマナーが
2つ
あります。

1つ目は
数珠は貸し借りをしてはいけない!
ということです。

先に述べたように
数珠はお守りの意味合いもある仏具です。
数珠を忘れた時も
他の人の数珠を借りてはいけません

葬儀では仏教徒以外の人も参列します。
ですので
数珠を持たずに参列することは
マナー違反ではありません。

2つ目は
ブレスレット状になっているものは
たとえ
数珠ブレスレット・腕輪念珠
という名であっても数珠ではない

ということです。

数珠という名前がついていますが
ブレスレットはアクセサリーです。
数珠は仏具ですので
アクセサリーでの代用は
言語道断です。

お葬式の数珠マナー!色の選び方の極意まとめ

数珠を購入する際に
「基本的には色は好きに選んで良い」
なんて言われると
逆に迷いますよね。

そんな時は
まず数珠が何のためにあり
何に使うものなのかを意識して
選ぶ
ようにしてください。

以下に記事をまとめました。

数珠の色の選び方とマナーの基本まとめ
  1. 数珠の色に決まったマナーはない!?
  2. ・数珠は基本的に
    何色を持っても良い

  3. 要注意!地域によってマナーは異なる!
  4. ・ただし地域によっては
    明確な色の使い分けがある
    ・自分の住んでいる地域での
    マナーを知ることが大切

  5. 「何色でも良い」は「好みの色を選ぶ」とは違う!
  6. ・数珠はパワーストーン
    ではない
    ・仏具であることを意識し
    お参りするのにふさわしい
    と思える色を選ぶ

  7. 数珠選びの基本は性別と宗派
  8. ・数珠には
    男性用と女性用がある
    ・さらに
    宗派によって異なる本式数珠
    宗派を問わず使える略式数珠
    に分かれる
    ・本式、略式で迷う時は
    略式を選ぶ方が良い

  9. どんな種類の珠があるの?
  10. ・珠の素材は
    木製や天然石などさまざま
    ・木製は手触りが良く
    男性物に多い
    ・天然石や真珠、珊瑚などは
    多種多様なので
    一度手に取って
    感触を確かめるのが良い

  11. 房は何色?形による差はある?
  12. ・房の素材には
    正絹と人絹がある
    ・房はいろいろな形があるが
    どれを選んでもいい
    ・本式数珠は宗派により
    房の形が決められている
    ・地域性も考慮する
    ・数珠を購入した後でも
    房は交換が可能

  13. 色と共に気をつけたい2つの数珠マナー!
  14. ・お守りの意味合いもあるので
    数珠の貸し借りは厳禁!
    ・ブレスレットは
    アクセサリーなので
    数珠の代用にしてはいけない!

数珠は
好きな色、好きな素材を選べば良い
と言われていますが
とても大切な仏具の一つです。

きちんと扱えば
一生使えることはもちろん
次の代に引き継ぐことも可能です。

大切なものを選ぶ
という気持ちを忘れずに

数珠を選びたいですね。

また、小物関係は数珠以外もありますが
お葬式に相応しい
アクセサリーについては、
以下の記事を参考にして下さい。

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