大切な人が亡くなった時
納骨をするのが寂しいと思うことは
自然なことです。
出来ることなら
ずっとそばにいて欲しい
近くで見守っていて欲しいと
思うでしょう。
しかし実際は遺骨を長期間
個人で保管をしていてもいいものなのか
悩みますよね。
この記事では
そんなあなたのお悩みを解決します。
なお、手元供養に関しては、手元供養の費用ってどれくらい?お品代や様々な費用を徹底調査!をご覧ください。
納骨が寂しいなら無理にしなくてもよい
結論から申し上げますと
納骨はしなくても
何ら問題はないです。
日本ではまだまだ
納骨をするのが一般的という
認識が根強いですが
特に法律で納骨をしなくてはならない
というように決められているわけでも
ありません。
よく、納骨をしないと
「成仏が出来ない」
「災いが起きる」
といった意見もありますが
私はそうは思いません。
そういった言い伝えというのは
「遺骨をないがしろにせず
故人をきちんと弔ってあげましょう」
という昔の人の想いからきてるものだと
個人的には思っています。
今と昔では
遺骨の保存方法も変わってきています。
悲しみが癒えないまま無理に納骨をして
ずっと寂しい思いを抱えるくらいなら
手元に残しておくべきです。
分骨という選択もある
分骨というのは遺骨の一部を分けて
別の場所に保管をすることです。
遺骨のすべてではなく
少しだけでいいから
手元に残しておきたいと
考えている場合は
分骨をオススメします。
ただ、分骨に関しても
納骨をしないことと同様
成仏が出来ないという意見があります。
しかしこの意見に関しても
私自身としては
分骨も弔い方の一つの手段であり
分骨をしたことによって
成仏が出来ないとは考えていません。
現に関西地方では分骨は
一般的に行われています。
ですので
心配なさらずに分骨をしていただいて
大丈夫ですよ。
個人での遺骨の保管方法
個人で遺骨を保管することを
手元供養といいます。
そして手元供養には
遺骨を骨壺に入れて保管をするか
加工をして保管をするかの
二択があります。
それぞれどういった特徴があるのかを
解説していきます。
遺骨を骨壺に入れて保管する
遺骨を骨箱に入れたまま自宅に
保管をすることも可能ですが
骨箱は場所を取ることから
手のひらサイズくらいの骨壺に移し
保管をする方が多いです。
近年では現代のインテリアに
馴染むようなデザインも多く
写真を一緒に飾っておけるような
小さなお仏壇等もありますので
家族が集まるリビングなどに置いても
違和感はないでしょう。
しかし自宅で遺骨を保管する際
注意したいのはカビです!
寂しいからと近くに置いておいた遺骨が
気付いたらカビてしまっていた…。
なんてことになってしまったら
とても悲しいですよね。
自宅に骨壺を置いておくときは
風通しが良く
寒暖差がなるべく少ない場所に
保管しましょう。
遺骨を加工して保管する
遺骨アクセサリーや
エターナルプレート等
遺骨をそのまま保管するのではなく
加工をして保管をする方法です。
加工をすることによって
遺骨のカビのリスクも
グンと少なくなります。
もしもあなたが
故人と常に一緒に居たい
共に色々な場所へ行きたいと
お考えなら
アクセサリーに加工することを
オススメします。
しかし
常に身に着けるとなると当然
紛失するリスクは高まりますので
そこは注意するようにしましょう。
納骨するしないは家族の意見も尊重する
あなたが納骨をするのは寂しい
大切な人の遺骨を近くに置いておきたい
そう思う気持ちはよくわかります。
私自身は納骨をしないという選択は
間違ったことではないと
思っております。
ですが
特にご年配の方は
納骨をしないと成仏できないと
強く思ってらっしゃる方もいます。
その意見もまた
故人を想ってのことです。
成仏が出来ないと
強くお考えの方にとっては
納骨をしないということは
辛い選択になってしまいます。
そして家族と言えど
遺骨が家にあるのは抵抗がある
という方も少なくありません。
人によって納骨に対しての
考え方は違います。
納骨をするかしないかは
あなただけの問題ではなく
家族の問題だということは
理解しておきましょう。
遺骨を管理出来なくなった時のことを考える
納骨をしないということは
あなたが責任をもって
遺骨を管理するということです。
しかし
あなたが遺骨を管理をすることが
難しくなったらその後は他の誰かに
管理を任せることになります。
よく聞くお話では
家族に遺骨を持ち帰ることを反対され
しかしどうしても近くに
置いておきたかったので
家族には黙って持って帰ってきた
というケースです。
家族の誰も
遺骨を持ち帰ったことを知らないと
最悪遺骨と気づかれず
処分されてしまうかもしれません。
あなたが遺骨を管理できなくなる日は
いずれやってきます。
そうなったときはどうするのかを
きちんと考えておきましょう。
その日がやってきて、
遺骨を納骨しに行くのが大変な時は、
この記事をご覧ください。
納骨が寂しい時の遺骨管理方法まとめ
納骨に明確な期限はないものの
納骨をする場合、一般的には
遅くとも三回忌までには
納骨を済ませるという
風潮がありますので
三年を目安に納骨をするかしないかを
決めたほうがいいですね。
納骨をするか悩んだらとりあえずは
いったん遺骨を自宅で保管をして
ゆっくり考えてみてください。
最後にまとめておきます。
- 納骨は無理にしなくてもよい
- 分骨という選択もある
- 個人での遺骨の保管方法
- 遺骨を骨壺に入れて保管する
- 遺骨を加工して保管する
- 家族の意見も尊重する
- 遺骨を管理出来なくなった時のことを考える
・納骨はしなくても何ら問題はない
・成仏が出来ないなんてことはない
・少しだけ手元に残しておきたい時に
オススメ
・成仏が出来ないという
心配は不要
・個人での遺骨の管理方法は
2択ある
・リビングに置いても違和感のない
デザインが多い
・カビに注意する
・常に持ち歩くのであれば
アクセサリーがオススメ
・カビのリスクも少なくなる
・紛失に注意
・人によって納骨に対しての
考え方は様々
・納骨は家族の問題
・遺骨を管理できなくなる日は
いずれやってくる
・管理は誰に引き継ぐのかを
考えておく
大切な人の遺骨を納骨をするのは
誰もが寂しいと思うことです。
いままで傍にいた人と
離れ離れになるんですから。
現代は昔と違い
手元供養の他にも自然葬、散骨など
納骨以外にも色々な選択肢があります。
あなたはどうしたいのか。
家族はどう思っているのか。
よく話し合って
お互い納得のいく方法を
見つけられるといいですね。
なお、海洋散骨に関して詳しくは、
散骨して後悔する主な原因はこの3つ!経験者の口コミも考察!をご覧になってください。