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通夜振る舞い(ぶるまい)で喪主の妻にやってもらうこととは?

通夜振る舞い(ぶるまい)

葬儀というのは生きてるうちに
誰でも一度は関わることが
あるでしょう。

近年はそうとも限りませんが
あなたが長男である場合…
親の葬儀の際に
喪主になる可能性は高いです。

この時、奥様は喪主の妻という立場で
ご主人を支えなければなりません。

最近は通夜振る舞い(ぶるまい)も
葬儀社が全てを執り行って
くれる事が多くなりましたが
地方や宗教によっては
自宅で行ったり
土地の風習にならうことも
あるでしょう。

どちらにせよ通夜振る舞い(ぶるまい)
において喪主の妻にやってもらうことを
認識してもらっておくことは
大事なことです。

喪主の妻の役割

お葬式において親族というのは
あまり忙しく走り回るものでは
ありません。

葬儀社に依頼した場合でも
近所の方々にお手伝いいただく
場合でも
親族は故人との別れの時間を
優先させるべきです。

喪主の妻はこの時に忙しく立ち回り
物事を取り仕切ってしまうと
冷たい嫁という印象を与えて
しまいますので注意しなければ
なりません。

あくまでも
悲しみを抑えて気丈に振る舞う
旦那様を
健気(けなげ)に支えているという
イメージが大事なのです。

そのため 喪主の妻が
しなければならないことは

来て下さった方々への挨拶や
お茶やお菓子を勧めること、
お手伝いをしてくださる方々に
わかりやすい指示を出すこと
くらいです。

ただ…どんな時でも
ひかえめな態度でいることが大切です。

それではこのあと
具体的な立ち回りについて解説します。

挨拶をして回ることについて

来て下さった方々への挨拶は
大事なことですが

通夜振る舞いの席での挨拶は
簡潔
に済ませなければなりません。

たとえ知り合いだったとしても
嫁という立場を強く求められる
場所での長話は
良い印象を与えません。

出来るなら、旦那様と一緒に
挨拶をして回る
ことができれば
それに越したことはないでしょう。

お酌をするべきか

お酌は、できれば挨拶をする
タイミングで
、来て下さった方
ひとりひとりにすると
良いでしょう。

けれども、通夜振る舞いは
宴会ではありませんので
一巡だけです

その後は各々で飲んで
いただきます。

来て下さったお礼と…
初めて会う人には
「お世話になっております
○○の妻です。」と
自己紹介をしておくことも
大切です。

食べ物が少なくなったら

通夜振る舞いの料理は基本的に
多めに準備するものです。

そもそも通夜振る舞いというのは
食事を楽しむことではなく

故人との別れを偲び
故人との最後の晩餐という
意味です。

なので、ガツガツ食べることは
ありません。

食べ物が少なくなったら
お漬物やお菓子など
そこにあるものを出し

なくなっても問題ありません。
お酒やお茶で十分
なのです。

喪主の妻が通夜振る舞いをいただくタイミング

通夜の食事はよほど空腹を
おさえられない限り
弔問客が帰った後に
取ります。

喪主や他の親族は
通夜振る舞いの席で
弔問客と一緒につまむことは
ありますが

喪主の妻は
お手伝いをしてくださった方々と
共に後で取る場合が多い

でしょう。

その席の場で喪主の妻が
通夜振る舞いをいただく場合は
お酌を終えた後に
すみやかに取ります。
ただし…お腹がすいていても
ガツガツ食べてはいけません。

地域によっては親族が折をみて
交代で食事を取るところもあります。

通夜は線香の火を
絶やさないように
夜を通して起きている
風習があります。

長い夜を過ごすためにも
適度に食事はとっておきましょう。

通夜を手伝ってくれている方々への勧め方

通夜振る舞いを終えて
弔問客が帰る時
喪主や遺族が見送る必要は
ありません。

その後はお手伝いをして
くださった方々へ
慰労と感謝の気持ちを込めて
再び通夜振る舞いをします。

弔問客が少しずつ帰って行き
残り数人になったタイミングで
お手伝いいただいた方々へ
この後に席をもうけてある旨を伝えます

もしも出席できない人がいたら
折り詰めなどにして
持って帰ってもらう地域もあります。

忙しいなか
お手伝いいただいたことを
通夜振る舞いの場で
お礼を言うのも大事な礼儀です。

まとめ

通夜振る舞いにおいての
喪主の妻のあり方を書きましたが
いかがでしたでしょう。
簡単にまとめておきます。

通夜振る舞いで喪主の妻に
やってもらうこと
  1. 喪主の妻の役割
  2. あくまでも喪主のサポート
    目立ち過ぎないこと

  3. 挨拶をして回ることについて
  4. 簡潔に済ます
    喪主と一緒だと好印象

  5. お酌をするべきか
  6. 挨拶をするタイミングで
    一巡だけ

  7. 食べ物が少なくなったら
  8. 無理に追加する必要はない
    故人を偲ぶ場だということを
    忘れない

  9. 喪主の妻が通夜振る舞いを
    いただくタイミング
  10. 基本は弔問客が帰った後
    お酌が終わった後

  11. 通夜を手伝ってくれている
    方々への勧め方
  12. 弔問客が残り数人になった時
    お礼と感謝の気持ちを忘れず

さて…これまで書いてきたのは
一般的な日本の仏教での
通夜振る舞いについてです。

世の中には同じ日本でも
神道やキリスト教、
浄土真宗や無宗教など
さまざまな宗教や宗派が
あります。

また、地域 遺族親族の
意向によっても
違ってくることがありますので
葬儀場に尋ねたり
喪主家でよく話し合う
ことも
必要です。

お釈迦さまがおっしゃるには
お葬式は亡くなった人のために
するのではなく…
故人を見送る人が
ちゃんとお別れできるように
するものだそうです。

いつまでも亡くした悲しみに
ひたるのでは先に進めません。
ちゃんと受け入れて
前を向いて歩いて行けるように
するための儀式なのです。

そのため
通夜振る舞いにおいても
喪主の妻の役割は
とても大切なものであり
喪主の妻にしかできない
ことも多々ある
のです。

しっかりと務めてもらうことで
故人の供養になる
ことは
言うまでもありません。

なお喪主の妻の立ち居振る舞いは
服装選びの時点で始まっています。
喪主の妻に相応しい服装に関しては
以下の記事をご覧になって下さい。

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