葬式

家族葬を町内会へ伝えるのは事前連絡と事後報告どっちがいいの?

家族葬を執り行う際、親族や職場関係、友人に連絡するのは当然ですよね。
では、町内会への連絡はどうでしょうか?

「家族葬だから町内会には連絡しない」
「町内会に連絡したら、逆に参列に来られるのでは?」

あなたはそんな風に考えていませんか?
けれど、家族葬を執り行う際の町内会への対応を間違えば、無用な混乱やトラブルを引き起こしかねないのです!

今回は家族葬を執り行う場合の町内会へ伝えるタイミングについて、事前連絡と事後報告どっちがいいのかを解説します。
また、その両者の注意点も合わせて述べますので、参考にして下さい。

家族葬を行う際も町内会への連絡は必要

基本的に家族葬であっても町内会への連絡は必要です。
一般の弔問を断り、限られた人だけが参列するのが家族葬です。

しかし、家族葬は比較的新しい葬儀の形。
その為、「限られた人のみが参列する」というマナーが周知されているとは言えないのです。

だからこそ、町内会にも、

  • 家族葬での葬儀をあげること
  • 一般の弔問を断ること
  • 香典等のお心遣いも辞退すること

を、はっきりと伝えておく必要があります。

連絡をすることで、喪主家は、一般弔問客の対応をせずに済みます。
また、町内に住む人も「弔問するかどうか」迷わずに済みますよね。

さらに、町内会に連絡することで、すぐに逝去を知らせなかった町内の人へも、回覧板や連絡網等で伝えてもらえます。
葬儀における個別連絡の負担は、町内会に連絡を入れるだけで随分軽減するのです。

家族葬は町内会に事前連絡すること

家族葬を行う場合、町内会へ連絡するタイミングは葬儀の前です。
当然のことですが、弔問や香典等を辞退するなら、事前連絡でなくては意味がありません。

この方のように、現在でも町内会が葬儀を取り仕切る場合があります。
その為、事前に訃報や家族葬の旨を知らせずにいると、町内会の葬儀担当者に迷惑がかかる可能性があるのです。

また訃報を知ったら、弔問し香典を持参しなければ失礼にあたる、と考える方もいらっしゃいます。
そういった方に対しては、早めに弔問のお断りを知らせておきましょう

無用の混乱を招かない為にも、町内会への連絡はできるだけ早くに行うのが良いです。
また、連絡網や回覧板を回す際は、葬儀の場所や時間を伏せてもらうと、弔問辞退の意向がより伝わりやすいです。

遠方での家族葬となる場合は町内会へ事後報告でも良い

一般的に葬儀は故人が住んでいた地域で行いますが、遠方で家族葬を行う場合には、故人の住んでいた地域の町内会への報告は事後でも問題ありません。
例えば、病院で息を引き取り、自宅近隣ではなく親族の住む別の地域で家族葬をあげる場合、故人が在住していた地域の町内会への連絡が遅れる場合があります。

この方のように、故郷での葬儀の場合も、当然、町内会への連絡は遅れてしまうでしょう。

このような場合は、連絡が遅れても全く問題はありません。
ただし、後日町内会へ連絡する際には、連絡が遅れたことに対し、しっかりとお詫びをすることが大切です。

ところで、「事後報告なら、町内会へは連絡しなくてもいいのでは?」と思われる方がいるかもしれません。
町内会へ連絡をしないということは、数ある町内会の各家々に、あなたが個別で訃報の連絡を行うということです。
そんなことをするくらいなら、町内会を頼る方が、余程効率が良いと思いませんか?

家族葬であることを町内会に伝える際の注意点

家族葬を町内会に伝える時には、押さえておくべき注意点があります。
事前連絡の場合と事後連絡の場合に分けて考えてみましょう。

家族葬を事前連絡する場合の注意点

家族葬であることを町内会へ連絡する場合は、町内会長か町内会の葬祭担当者に連絡します。
直接訪問出来れば一番いいのですが、葬儀準備等に追われているなら電話連絡でもかまいません。

事前連絡する場合、以下の三点を必ず伝えましょう。

  • 家族葬で行う非礼を詫びる
  • 家族葬の為、弔問は辞退する
  • 香典等のお心遣いも、辞退する

もちろん、家族葬は、礼を欠く行為ではありません。
ですが、町内の人から見ると、最期の別れの場であるのに顔も見せてもらえなかった、と感じる方もいるかもしれません。
そういった方への心遣いも、忘れないようにしましょう。

また、この三点の中で、事前連絡をする最も大きな理由は、弔問の辞退ですよね。
その点については、言葉を濁したりせずに、はっきりと「家族葬ですので、弔問は一切のお断りをしています」と伝えます

もちろんこちらの意向を明確に伝えても、弔問に来られる方もいます。
その場合は、決して「弔問を辞退しているから」と追い返すのではなく、お心遣いに感謝して丁寧に対応しましょう。

このような良い通夜ならば、故人もきっと喜んでいることでしょう。

また、葬儀が全て済んだ後には、再度町内会へ滞りなく葬儀が済んだことへのお礼を町内会に伝えましょう。
直接訪問でも、電話でも構いません。

家族葬を事後報告する際の伝え方と注意点

葬儀後に町内会へ連絡する場合も、町内会長か町内会の葬祭担当者へ連絡をします。
電話連絡でも構わないのですが、時間の余裕があれば、直接訪問して伝える方が良いです。

事後連絡になった場合は、以下の三点を伝えます。

  • 事後報告になったことへのお詫び
  • 香典やお供え等の辞退
  • 弔問に関するお願い

事後報告で特に重要な点は連絡が遅れたことに対するお詫びです。
家族葬の報告に限らず、何もかもが終わった事後の連絡というのは、相手にとって良い気分のものではありません。
型通りのお詫びではなく、きちんと誠意を持ってお詫びすることが大切です。

また家族葬では後日自宅へ弔問に来られることも予想されます。
しかし葬儀直後は心身疲弊していたり、様々な手続きや挨拶回りで家を留守にすることも考えられます。

まずは、自分たちが弔問を受けることが出来るかどうか、可能な場合は、何時どのように弔問を受けるかを、伝える必要があります。

受け入れる場合は、相手が訪れやすいように、こちらから日時をある程度指定したり、事前の連絡をお願いすると良いです。
例えば、「諸手続きで留守にする可能性もある為、弔問いただく際には事前に一報を頂けるとありがたいです」と伝えておけば、弔問をする側も安心して弔問に行くことができます。

なお弔問に備えて必ず香典返しを用意しておいてください。
香典辞退を伝えていても香典をお持ちになられる場合が多いです。

お持ちになられた香典はありがたく受け取ってください。
ただし香典返しはしないという町内会の規約がある場合は、世話役の方に相談してください。

3,000円か5,000円のお香典が多いので、ネットで購入する場合は以下の香典返しで良いです。
弔問客の人数は予想しにくいので多めに買っておきましょう。

タオルであれば、余っても自宅で使えば無駄になりません。
熨斗や手提げ袋は購入手続き中に選択できます。

弔問を辞退する場合は、くれぐれも丁寧に説明するようにします。
最後のお別れの場である葬儀にも呼ばず、その後の弔問も断って家にも入れない、というのが、相手側から見た家族葬での弔問の辞退です。
どれだけ失礼な対応なのかを良く理解した上で、弔問に来てもらえない理由もきちんと述べるようにしましょう。

また、これらの事後連絡の内容は、町内の方にも知らせてもらう必要があります。
回覧板等の連絡手段で、出来るだけ早めに回してもらえるよう、あわせてお願いをしましょう。

なお、家族葬の事後報告の例文については、以下の記事を参考にして下さい。

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家族葬を町内会へ伝えるタイミングのまとめ

家族葬を滞りなく終える為には、町内会の方々に家族葬であることを理解してもらうことが重要です。
家族だけでのお別れの場、故人とゆっくり向き合うことが出来る葬儀、これは確かに家族葬の利点の一つです。

ですが、葬儀というのは、全ての人にとって故人との最後のお別れの場です。
町内会の人の中には、是非とも最後にお顔を拝見したかった、と悔やまれる方もいるかもしれません。
そんな風に思ってくださる方に対して失礼がないよう、事前連絡と事後報告の注意点を理解して、丁寧な連絡をするように心がけましょう。

  1. 家族葬を行う際は町内会へ連絡する
    • 町内会へ連絡することで弔問辞退の意向を伝える
    • 町内の方への個別連絡が不要になるので、負担の軽減になる
  2. 町内会には事前に連絡すること
    • 連絡しないことによって迷惑がかかる人がいることを忘れない
    • 葬儀会場・日時を明かさないことで、弔問辞退の意向をより明確に伝えることができる
  3. 遠方での家族葬となる場合は事後報告でも良い
    • 連絡する際は事後報告になったことをお詫びする
  4. 事前に町内会に伝える際の注意点
    • 町内会長か葬祭担当者に、訪問または電話で伝える
    • 家族葬で行う非礼を詫びることで、参列できない人に対しての配慮を伝える
    • 弔問辞退は、最も重要な内容なので、言葉を濁さずはっきり伝える
    • 香典・供花の辞退も同時に伝える
    • 葬儀の後も、お礼を兼ねて再度連絡すること
  5. 事後に町内会に伝える際の注意点
    • 町内会長か葬祭担当者に連絡する
    • 事後連絡になったお詫びが主な内容であるため、電話よりも直接訪問の方が望ましい
    • 今後の自宅弔問に関するお願いも伝える

家族葬において、町内会への連絡はとても重要です。
きちんとした対応は、家族葬で起こりがちな弔問の混乱やトラブルを防ぐことが出来るのです。

私自身も、祖母の家族葬を経験したことがあります。
一般の弔問に気を遣うことなく、ゆっくりとしたお別れの時間は今でも私の宝物です。

もちろん、「家族葬を選んだけれど町内から多くの弔問があり、沢山の人に見送られた故人はとても幸せだった。家族葬だったが、結果的には良い葬儀になった」とおっしゃる方もいます。

考え方や感じ方は人それぞれですが、故人とのお別れは一度きりです。
家族葬でも一般葬でも、何より大切なことは故人を想う気持ちに他なりません。

家族葬が、あなたやご家族にとって大切な時間となりますように。

なお、家族葬の相手別の案内方法については、以下の記事を参考にして下さい。

家族葬の案内方法や伝えるタイミングを相手別に徹底解説【保存版】ご家族やご親類等 ごく近しい間柄の方のみで執り行う 家族葬は 比較的新しい形の葬儀です。 最近増えてきてはいるものの 「こ...
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