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直葬をして後悔する本当の理由とは?後悔しないための対策も!

一般葬、家族葬に並んで、
最近増えているのが
『直葬』と言う葬儀形式です。

色々な宗教儀式を省略することで、
費用が安くなったり、
葬儀の準備の手間や
葬儀そのものの時間が省ける
という
大きなメリットがあります。

一方で、
葬儀後に親族等といざこざが起きたり、
自分自身が直葬に疑問を抱いたり、
菩提寺に納骨できないなどの
トラブルによって後悔する方も
多い
ようです。

実は私も父親が亡くなった際、
直葬を行いました。
今回はその時の経験もお話ししながら、
直葬のデメリットを考察し、
直葬で後悔する理由と
後悔しないための対策をまとめました。

直葬をして後悔する本当の理由とは?


直葬の場合、
良くも悪くも
亡くなってから火葬まで、
約2日で終わってしまいます。

親族もそうですが、
あなた自身についても
ゆっくり最後のお別れをする
時間がありません。

その時は忙しさで感じなくても、
色々片付いて気持ちが落ち着いた時、
直葬したことが本当によかったのか
ふと頭によぎって思い悩む方も
いらっしゃいます。

直葬は故人を送り出した実感がわかない!

直葬はかなり略式ですので、
故人を送り出したという実感は
まるでありません。

私の場合ですが、
父は病院で亡くなりしました。
遺体の安置や行政手続きも
葬儀社にお願いしたため、
遺体とほぼ向き合うこともなく、
あっという間に火葬~納骨しました。

父を送り出したというよりは、
事後処理をしたというイメージです。

重要なのは納得感!

送り出した実感がわかないことは、
あとで後悔の種になります。

気持ちの問題なので、
絶対的な解決策はありませんが、
直葬でよかったのだという
納得感を自分自身に与えること

後悔の種を芽吹かせない
対策になります。

直葬への覚悟と偲ぶための時間を取ろう!

自分自身に納得感与えるためには
まず事前に
直葬とはこういうものだということを
しっかりとイメージし、
覚悟しておくことです。

直葬で故人を送り出すことに
あなた自身が納得できるのか
何度もシュミレーションされることを
私はおすすめします。

そして、いざ最後のお別れの時が
訪れた時は、
出来るだけ長く故人と寄り添い、
偲ぶ時間を取りましょう。

故人を偲ぶとは、
故人を想うだけでなく、
自分自身が故人との
別れに納得感を与えるための
心の整理時間
でもあると思います。

故人の意向よりあなたの心!後悔するのはあなた自身!

直葬することで故人や親族が納得しても
あなた自身が納得できなければ
何の意味もありません。

特に故人が近しい人であればあるほど、
直葬によって後悔する可能性は
高くなると思います。

故人の意向を叶えることは大事ですが、
残され、心を砕くのはあなた自身です。

直葬で後悔しないためにそのデメリットを把握し事前対策をすること!


一般葬や家族葬では後悔したという話は
あまり聞きません。
しかし直葬となると
後悔したという人が多くなります。

ではなぜ後悔することになるのか。
それは直葬のデメリットの把握と
その対策が不十分
だからです。

直葬のデメリット

  • 親族から反感を買う恐れがある
  • 家族もお別れの時間が短い
  • 葬儀後に弔問客が来ることがある
  • 納骨を断られることがある

まずはデメリットをきちんと把握して、
いらぬトラブルが起きないように
事前に対策をしましょう。
そうすることによって
後悔することを防げます。

直葬のデメリット4つについての事前対策

費用的・手間的なメリットが大きい
直葬ですが、デメリットもあります。
このデメリットを理解し、
事前に対策しておかないと、
取り返しのつかない
後悔を生むことになります。

後悔を回避するために、
特によく直面する
デメリット4つについて
原因と対策を解説します。

親族からの反感を買う可能性があるため丁寧な説明をすること


直葬で後悔を生む一番の理由は、
直葬を行うことについて、
周囲の人が快く思わないことです。

直葬が増えていると言いつつも、
まだ葬儀全体の3割程度。
ごく最近出てきた形式ですので、
市民権を得ているとは言えません。

未だに直葬に悪いイメージを
持っている方は大勢います。

では、なぜ直葬が悪い
イメージを与えるのか。
それは、
従来の葬儀形式へのこだわりと、
直葬が想像以上に
簡単に終わってしまうことです。

直葬したことで、
後から親族や友人から反感を買い、
関係の悪化などのトラブルに
つながることがあります。
親族に対しては、丁寧な説明をし
納得してもらう努力が必要です。

葬儀形式へのこだわりのもとは別れ方

お通夜・告別式のある
一般的な葬儀形式へのこだわりは、
世間体もあると思いますが、
死後から火葬までの間に
故人を偲ぶ時間を多く取れることに
あると思います。

宗教儀式を行う中で、
故人を偲び丁重に送り出したい
そういった想いが葬儀形式のこだわりに
つながっています。

火葬までの期間が短いと何が悪いのか?

直葬では多くの場合、
故人が亡くなってから
2日後には火葬されます。

一般葬や家族葬と比較すると、
火葬まで2~3日も短くなるのです。

直葬だからと言って、
故人をないがしろにする気は
ないと思いますが、
あっという間に火葬されますので、
そう感じるご親族もいるでしょう。

親族への事前連絡で反感を回避しよう

故人を丁重に送り出せていないのでは?
という想いが、親族からの反感となり、
あとから後悔する一因になります。

そういった声が後々出ないように、
親族には事前に連絡し、
ご納得いただく必要があります。

直葬が故人の意思であれば、
そういったことも含め
丁寧に説明することが大事です。

亡くなるまでに時間があるのなら、
生前から連絡しておくことも
大事です。

家族もお別れの時間が短い

直葬をすることで
お別れまでの時間が短くなるのは
あなたを含めたご家族も同じです。

最も故人と関係が深い
あなたと家族においては、
葬儀の場だけでなく、
その後の生活の中でも
故人が亡くなったことを
随所に感じることでしょう。

直葬を選択することで、
故人を偲ぶ時間はもちろんのこと、
故人の死を受け入れる時間も、
短くなります。

そのため、法要などが終わり
心が少し落ち着いた時に、
直葬したことが正しかったのかと、
後悔することがあります。

生前に直葬をシミュレーション!直葬そのものを納得しよう

あなたや家族が直葬したことを
後悔しないためには、
生前から直葬を具体的にイメージし、
シミュレーションすることです。

あなた自身が責任を持って
選択・決定するこの直葬が
送り出した実感がないことを覚悟し、
それでもこれでよかったと思えるよう
しっかりイメージを固めて、
あなたや家族が
直葬することに納得しましょう。

お別れまでの時間は死を受け入れる気持ちの整理時間


亡くなってから火葬までの短い時間は
出来るだけ故人を偲ぶ時間に
使ってください。

この時間を惜しむと、
故人を惜しむ気持ちも大きくなり、
直葬への後悔につながります。

直葬での宗教儀式の中では、
故人の死を受け入れる気持ちを
高めていくことができません。

直葬によるお別れまでの短い時間は
他のことは出来得る限り考えず、
ゆっくり落ち着いて
気持ちを整理していくことが大事です。

ここまでお読みになって
時間に余裕をもてる
「家族葬」を考える余地が
生じたあなたはこちらをご覧下さい↓

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葬儀後に弔問客が来ることがある

直葬に参加した親族や家族、
あなた以外にも、
故人を偲びたい人はいらっしゃいます。

直葬を行うと友人はおろか
親族ですら全員参加できません。

直葬に参列できなかった親族や友人、
ご近所の方も

葬儀後にご自宅へ弔問に
来られることもあるでしょう。

特に故人の交友関係が広い場合は、
葬儀後の弔問客も多くなります。
その度、あなたや家族が
対応に追われることになり、
後悔することにつながります。

弔問客に失礼のないように準備を整えておく

わざわざ来ていただいて、
何もしないでは失礼です。
突然の弔問客でも対応できるよう
手土産やお茶などは
予め用意しておきましょう。

ちなみに弔問は
一般的には四十九日法要くらいまでに
することが慣習になっています。
連絡される方も多いと思いますが、
すぐに手土産などを買いに行けない
こともあると思いますので、
いくつか用意があると安心です。

お声がけできる人には時間指定をする

親族や近所の方など
お声掛けできる人については、
予め弔問に来てもらってもいい時間帯を
伝えておくと、準備しやすいです。

弔問客が多くなる場合はお別れ会の実施も検討する

勤め先や交友関係の広さによって、
ご自宅で弔問を受け入れられない
大人数になる場合は、
葬儀後にお別れ会とか
○○を偲ぶ会とかを実施することで、
弔問客の対応をすることもできます。

一般葬や家族葬と違い、
会場や形式が自由に行えるため、
費用も比較的安くでき、
また、故人の趣味などを反映した
会を開くこともできます。

弔問客だけでなく家族も親族も参列できる

お別れ会を合わせて実施することで、
直葬だけでは湧かない
故人を送り出したという実感も
湧くかもしれません。

そのため、お別れ会を開いて
あなたも家族も親族も
より深く故人を偲ぶことができ、
後悔しないことにもつながります。

納骨を断られることがある

あなたや家族や親族、
近所の人や故人の交友関係以外にも
気を付けないといけないことが
あります。

納骨先です。

菩提寺の中には、
きちんとした儀式を行わない直葬では
納骨を認めていないお寺もあります。

菩提寺にも事前連絡!納骨拒否を回避して後悔も回避

菩提寺が納骨を拒否されるのは、
それぞれの宗派に則った
宗教儀式を行わないことや
戒名が授けられていないことが理由です。

菩提寺の宗派や対応によって、
直葬でも納骨させてもらえるのか、
また納骨させてもらえるには
どうすればいいのかが違います。

必ず直葬を行う前に
納骨可能かどうかを
菩提寺に連絡することが重要です。

直葬で後悔する理由と対策のまとめ


直葬することによって後悔する理由と
その対策をまとめておきます。

直葬して後悔する理由と対策!
  1. 親族から反感を買う
    • 事前に丁寧に相談し理解を得る!
    • 故人の意向であれば、より理解を得やすい!
  2. 直葬することにあなたや家族が納得できない
    • 直葬を選択する前に直葬のイメージをしっかり固める!
    • 死後~火葬の間に故人を偲ぶ時間を出来るだけ多く取る!
  3. 弔問客対応が多くなって余計に手間がかかる
    • 対応しやすい時間帯等を連絡する
    • 弔問客が多くなる場合は『お別れ会』の実施も検討する
  4. 菩提寺に納骨できない
    • 直葬を選択する前に菩提寺に相談する
    • 別段指示があればそれに従う

直葬を行うことで後悔しないためには、
直葬を選択する前や執り行う前、
それぞれのタイミングで、
関係各所への必ず連絡・相談すること。

必要な時はお別れ会の実施など
事後でも手を打つこと。
この二つが重要です。

それでも
後悔はその人その人の
気持ちの問題なので、
何かすれば絶対大丈夫とは
言い切れません。

それも含めて、直葬にするかどうか
検討することが必要です。

人の死だけでなく、
葬儀のことで後悔し、
悲しみを重ねることがないことを
祈ります。

なお、直葬で「戒名が必要か不要か」について、
以下の記事で詳しく解説しています。
ご参考にどうぞ。

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