戒名

直葬なら戒名はいらない!?必ず必要となる3つのパターンに注意!

現代では、従来のお葬式の形に
こだわらない人が多くなってきました。

葬儀・告別式だけで送る一日葬。
家族・親戚だけでお葬式をする家族葬。
お葬式をしないで送る直葬。

葬儀はなるべく質素に、
と希望する方が増えたため
近年、この直葬とういう形態が
急激に多くなっているそうです。

お葬式をしない直葬は
宗教儀式がありません。

戒名は必要なのでしょうか?
基本不要ですが、必ず必要となる
3つのパターンがありますので
注意が必要です。

また、戒名が欲しい時は
どうしたらよいのでしょうか?

増えてきたとはいえ、
まだ全体の5%程度の直葬。
知っている方の方が少ないのが
実情です。
そこで、直葬の場合の戒名について
考察したいと思います。

直葬なら戒名はいらない!

直葬の場合、
戒名は必要なのでしょうか?

結論から言うと
必要ではありません。

戒名は基本的には
宗教儀式を行う時に必要となるため、
お葬式を行わない直葬では
戒名を必要としません。

位牌には戒名が彫られている
イメージですが、
実は、位牌には俗名(本名)を彫っても
良いのです。

因みに、位牌も欲しい場合に
依頼して作ってもらう事になり、
必ず作らなくてはならないものでは
ありません。

お墓に納骨するときも
戒名なしで納骨できる墓地
納骨すれば問題ありません。

戒名がなくて困る事は、
ないと思って良いでしょう。

直葬でも戒名が必ず必要となる3つのパターン

四十九日
戒名はなしでも大丈夫!
そう言った舌の根の乾かぬ内に…
なんて思われそうですが、
戒名が必要な時もあります。

それは、

  1. 菩提寺に納骨する時
  2. 寺院が経営する霊園に納骨する時
  3. 法要を行いたい時

戒名が必要となります。

菩提寺に納骨する場合

多くの方が火葬後、遺骨を拾い、
その後納骨をすると思います。

直葬の場合も例外ではなく
納骨をすることになるのですが、
その納骨先が菩提寺である場合は
戒名が必要です。

さらに、菩提寺の中には
その菩提寺の僧侶がつけた
戒名でなければ納骨できない
と決まっている所もある
のです。

菩提寺の僧侶がつけた戒名以外の場合
納骨を拒否されたり、
改めて戒名をつけ直したり、
墓じまいをすることになったり

想定外の事態に陥る事もあります。

そもそも、直葬を認めていない
寺院もあります

菩提寺にある先祖代々のお墓に
納骨予定の方は、
直葬の前に必ず相談をしてください。

寺院が運営する霊園に納骨する場合

一見無宗教っぽい霊園でも
寺院が経営している場合がほとんどです。

宗教を問わないと謳っていても
納骨後も問わない場合と
納骨墓は檀家にならなければ
ならない場合があります。

檀家になる場合は戒名が必要ですから
その寺院で戒名を授けてもらう事に
なります。

事前に、檀家になることが条件かどうか
を確認する事が重要です。

法要を行いたい時

法要は宗教儀式のため戒名が必要です。

直葬は、火葬炉の前で10分程度の
お別れをするだけなので、
なんとなく物足りない気持ちからか、
当初は予定していなかった法要を
行う事にする方もいらっしゃいます。

菩提寺がある方は、その旨を相談
すれば大丈夫です。

新たに僧侶に依頼をする場合には、
戒名を他でつけても構わない場合と
依頼先の寺院で授からなければ
ならない場合とがあります。

また、法要の際には
戒名の彫られた位牌が必要
になります。
早めに相談や手配をされる事を
お勧めします。

直葬でも戒名が欲しい時の対処法

戒名
直葬を行った場合、葬儀をしないため
僧侶と会うことはありません。

戒名は、どのタイミングで
誰に依頼したらよいのでしょう?

寺院に依頼する

以前は、直葬の場合は戒名を
授けない方針のところもありましたが、
直葬の割合が高くなりつつある
現在においては
多くの寺院で戒名を授けてもらえます。

亡くなった当日に僧侶に連絡をし、
火葬当日に、読経を一緒に
依頼した場合は
その時に戒名を渡してもらえます。

読経を依頼しない場合でも
当日に戒名を知らせてもらえる
事がほとんどでしょう。

戒名には費用がかかります。
僧侶にお願いした場合、お布施としてお渡しする事になります。

相場は15~30万円位ですが、2万円から100万円越えまでその幅は広く予想より高額になってしまう場合もあります。
相場はあってないようなものと思ってください。

また、戒名を依頼した場合には、戒名のランクが高いほど金額も高くなる傾向にあります。

しかし、高額であったからと言って必ずしもランクの高い戒名が授けられる訳ではありません。

高いお布施を渡したのに思ったよりランクが高くなかった!そんなトラブルもあるのでご注意を。

ネットで依頼する


では戒名を頼めそうなお寺に心当たりが
ない場合はどうすればよいでしょうか?

心配いりません。
ネットで棺桶が買える時代ですからね。
「戒名」もネットで依頼できます。
ネットの場合、料金が明確なのが
良い点と言えます。

ネットで依頼した場合は折返の連絡の後
一週間程度後に半紙に書かれた
戒名が郵送されてくるシステムの
所が多いです。

全く知らない遠い寺院にネットで
依頼するのが不安だという方は、
葬儀社から紹介してもらうという
方法もあります。

この場合はお布施をお渡しする
事になるので、
金額は相談の上決める事に
なるでしょう。

戒名を依頼するのは当日が望ましい
と書きましたが、
一般的には、戒名は四十九日までに
整えれば問題ありません。

また、戒名は火葬後でも
授けてもらえますので
無理に亡くなった当日に
依頼をしなくても大丈夫です。

自分で戒名をつける

戒名は
自分でつけることもできます。

ただし、戒名にはルールがありますので
そのルールに従って戒名を
付けるようにしてください。

一般的に戒名は
「院号」「道号」「戒名」「位号」
で成り立っています。

戒名にはランクがあり、
院号がつく戒名
位号の位が高い戒名
これらがランクの高い戒名と
されています。

院号
院号は誰にでもつくものではなく地域やお寺に大きく貢献した人に与えられます。

道号
道号は、戒名を飾るもので戒名と一組と認識されています。

戒名
2文字でつけられる事が多く、この部分が戒名です。
生前の名前の一文字を組み込みます。

位号
仏教徒としても階級を表すもので5段階に分かれています。
18歳未満の子供には、年齢、性別で分けられたものがつきます。
また、あまり成長しておらず性別がわからない時は「水子」が用いられます。

戒名は文字数が多いほど
ランクが高くなります。

なかなか難しいですよね?

自分で戒名を付ける場合には、
詳しい説明の書かれた書籍等を
参考にされることをおすすめします。

生前戒名という方法


戒名は、僧侶でなくても
生前にもらうことができます。

生前戒名には、

  • 費用を抑えることができる
  • 戒名に自分の希望を入れられる

とういう良い点があります。

生前に戒名を授かると、
亡くなった後に授かるよりも
抑えた費用になる事が多く、
半額になるケースもあります。
また、自分の希望を伝えて
そのような戒名をつけてもらう事も
可能です。

生前に自分で自分の戒名を付けるなら
ゆっくりと考える時間も持てます。
いくつかの候補を作って
家族で決めるというのも良いでしょう。

生前戒名を授かった場合には、
トラブル回避のため
必ず家族や親戚に伝えておく事が
大切です。

戒名のいらないお墓もある【必見】

公営の墓地と
民営の中で宗教が関係ない会社等が
運営する霊園では、
宗教を問われることがありません。

戒名の有無も関係ありませんし、
墓石に彫刻をするのは、
俗名で大丈夫です。

宗教が関係のない墓地は
仏教のお墓の隣の区画に
十字架のお墓エリアが
あったりするので、
一見してわかります。

その他樹木葬やお墓ではありませんが
散骨という方法も戒名はいりません。

私見ですが、直葬を選ぶ場合には、
寺院墓地を選択肢に入れない方が
良いです。

高額な戒名料や
檀家になる事が条件だったり
何かとトラブルになりやすいです。

また菩提寺がある場合は、直葬自体を
選択しない方が良いでしょう。
直葬を良く思われていないのは事実です。

それならば檀家をやめよう!
とすると、今度は
離檀料を払うことになります。
数万から数十万支払う事になるでしょう。

それにプラスして、墓じまいの
費用も発生します。
大体10~30万はかかります。

揉める要素しかないと思うのですが…。
特に地方では、都会よりもさらに
揉める可能性が高いです。

直葬の場合の戒名についてまとめ

お葬式をしない直葬は
まだ一般的な送り方とは言えません。
周りの方の理解が必要な方法と
理解したうえで選択しましょう。

また戒名についても安易な選択をせず
納骨を想定して事前に検討することです。

直葬の場合の戒名についてまとめ

 

  1. 戒名は無くても大丈夫
  2. 戒名が必要なケース
    • 菩提寺に納骨
    • 寺院が運営する霊園に納骨
    • 法要を行う場合
  3. 戒名が欲しいときは個別に依頼する
    • 菩提寺に依頼する
    • ネットで受注する
    • 自分でつける
  4. 菩提寺がある時は必ず菩提寺の僧侶に相談する
  5. 公営墓地や樹木葬は戒名は不要

直葬を選ぶ理由は様々ですが、
費用を抑えたいという方は
かなり多くいらっしゃいます。

そのため、
戒名を付けない方の割合も高いですし
お墓を不要とされる方も多いです。

形にとらわれず費用だけに重点を置かず
結果的に良かったと思える方法で
故人を送る事が一番でしょう。

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