葬儀を取り仕切る喪主という立場。
人生において、そう何度も巡ってくる
立場ではありません。
あなたが挨拶をしたくない理由は
何でしょう。
故人との軋轢(あつれき)や
葛藤があるから?
それとも単にあがり症だから?
葬儀の段取りや手続きはこなせる、
でも挨拶だけはイヤ!
そういうケースだって考えられます。
葬儀のハイライトともいえる
喪主挨拶
大方の参列者にとっても、
一番気になるポイントです。
したくない理由には
一概にはいえない事情も
窺(うかが)えます。
今回は
喪主の挨拶をしたくないあなたへ
対処法を提言をさせていただきます。
あなたの心理的負担が
少しでも軽くなれば幸いです。
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喪主挨拶を省くか代読してもらうという選択
遺族の強い意向があれば、
挨拶は省くこともできます。
(その旨、葬儀社に
伝えておけばいいだけです。
別に珍しい事ではありません。
外野に勘繰られる
恐れはありますが
それはそれです。)
ネットで調べて
常識的な定例文だけを作り、
それを司会者に
代読してもらう方法もあります。
(もしあなたが、うるさい親戚雀や
参列者に対する緊張から
挨拶をしたくないのであれば、
いっそ有効な方法かもしれません。
あなたはただ
神妙(しんみょう)に
立っていればいいのです。)
故人と親しかった友人や親戚に
お願いすることも可能です。
(この場合も
神妙に立っていましょう。)
要はあなたが全てを背負い込まず、
回りに協力を求めればいいのです。
嫌なものはイヤ!
それでいいのです。
因みに喪主そのものがしたくない場合
喪主代行サービスというものもあります。
昔から「なんでも屋」「便利屋」
というのがありますよね。
今の時代、一般の個人も
そのようなスキルを売っています。
以下の「タイムチケット」というサービスは
誰でも自分や他人の時間を売買できるサービスです。
こちらに登録して「便利屋」で検索すると
たくさんヒットします。
近くの「便利屋」さんに喪主代行を
依頼するのもアリでしょう。
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形だけでも喪主挨拶はしたほうがよい理由
喪主とは、
悔やみを言われる側でははありません。
参列者に、故人に成り代わって
感謝の意を伝え、もてなす側だと
割り切りましょう。
挨拶もまた同じです。
されど挨拶
でも、たかが挨拶なんですよね。
そう割り切りましょう。
あなた自身の世間体もあります。
(私も、ここで苦労しました。
いい加減でうるさいだけの
親戚雀達をいかに納得させ、
黙らせるか。)
形だけでも整えたほうが気も楽です。
(私も、ここで大変に苦労しました。
49日まで含めて、いかに周囲と親戚
そして何より、
どう自分を納得させるか。)
あなたが喪主を務める
続柄の方の葬儀です。
ここは世間一般論的な
常識にのっとって、
所定の手続きを踏むのが無難です。
あなたの気が重くなっている相手から
「あの時はああだったの
こうだったの・・・」
などと後々、言質(げんち)も
与えないで済むというものです。
挨拶は億劫でしょうが、
紙を見ながら形だけでも
整えて挨拶すればそれで済みます。
難しいことではありませんので
以下の記事もご覧になってご検討ください。
したくない喪主挨拶は感謝の気持ちを伝えるだけで十分
要は、参列者に
感謝の気持ちだけ伝わればいいのです。
あとは回りが、勝手に
解釈してくれます。
1.まずあなたと故人との続柄を述べ、
2.次に、参列者への感謝は
気持ちを込めて述べ、
3.故人の人格や関わりについては
「今はまだ気持ちの整理中です」
としておきましょう。
4.頭を下げて大人の余裕を見せます。
地のままのあなたで良いのです。
そして最後に、
5.今後の遺族への
厚誼(こうぎ)をお願いします。
1~3分を目安に
長すぎないのがポイントです。
うるさい親戚雀(しんせきすずめ)
に心当たりがあって
気持ちが重くなっている人には、
特におすすめの方法です。
彼らはどうせ
自分の事でいっぱいです。
自分と故人について
あなたにアピールしてくるでしょう。
そうしたいのです。
あなたは神妙に
それにうなづくにとどめ
参列してくれた感謝を
申し述べます。
遺族をおもんぱかるより
自分をアピールしたい人は
必ずどの葬儀にもいるものです。
挨拶は短いほど、
あなたの好感度は増します。
喪主挨拶は葬儀の一部に過ぎず開き直りが肝要
遺族が悲しみに暮れる暇なく、葬儀屋さんとの打ち合わせ、親戚関係の連絡、安置所へ毎日の飲み物食べ物お花のお届けと故人への挨拶、葬儀当日の挨拶文作成、その他リスト作成、さらに打ち合わせ、亡くなった日からやることの確認など、書ききれないたくさんのことがありました。49日までノンストップ。
— つん (@nekobitainote) 2019年5月19日
かくも葬儀は大変ですね。
地方ルールも絡んでくると
なお厄介です。
(私もそこで大変苦労しました。)
喪主は
葬儀という儀式をこなすための
諸手続きやっつけ係であって、
挨拶はその一場面にすぎません。
逆に、そう考えて
儀式の式次第として
さらりとまとめればいいのです。
(大方の参列者にとって、
仰々しい挨拶より、かえって
好感が持てるものです。)
葬儀の失敗談など山ほどあります。
私自身、喪主ではありませんでしたが
型破りな葬式をしました。
(父を送った時、
母が認知症でしたから。
わずかな参列者は誰も
故人を悼んでおらず、好評でした。)
参列した葬儀でも、
喪主がいっぱいいっぱいで
葬儀社や親族が
取り繕っている例も
何度も見てきました。
ある葬儀では、喪主は
立てられ労わられるもの
だと考えられていました。
挨拶は自分の気持ちだけ述べ
世話役は任せっきり
という喪主でした。
(田舎の高齢者の告別式では
別に珍しくない光景です。)
したくない喪主挨拶のまとめ
気持ちの整理もつかぬまま
回ってきた
喪主という立場。
煩雑(はんざつ)な手続きや
参列者への気配り、
その最も精神的負担となる場面が
喪主挨拶だと思います。
①挨拶は省くこともできる
・その旨を葬儀社に申し出る
・司会者に代読してもらう
・親戚、知人に頼む
②したくないけど
喪主挨拶はしたほうがいい
理由があると発想を切り替える
③したくない挨拶は
感謝の気持ちだけを伝えれば良い
④喪主挨拶は
葬儀の一部に過ぎないと開き直る
どうしても喪主をしたくないなら
以下のサービスを利用して
喪主代行を探してみて下さい。
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関わりの深かった人が
亡くなった時から葬儀まで
遺族当事者は、ゆっくりと
感慨にふける暇もありません。
(そういった感情は、後々、
しみじみと湧き上がってくるのが
真実だと思います。)
その後々を、あなたが後悔
しないためにも
しなくて後悔する事はあっても
して後悔しない類の事だと
断言できます。
なぜなら、これは確実に
あなたの徳を積む行為
だからです。
・最低限のマナーさえ守れば
喪主もケースバイケースで良い
・挨拶をしたくないのなら
それもまた良し!
・なるようになる
これが私の結論です。
潔く乗り切りましょう!
ここは人生の通過点の一つ。
この儀礼を乗り越えたあなたは
確実に
一回り大きくなっているはずです。
この記事で少しでもあなたの
心理的負担が軽くなり、
その場を乗り切る
勇気を持っていただけたのなら幸いです。
なお通夜と告別式の
喪主挨拶の違いについては
以下の記事を参考にして下さい。