葬式 PR

家族葬の案内方法や伝えるタイミングを相手別に徹底解説【保存版】

ご家族やご親類等
ごく近しい間柄の方のみで執り行う
家族葬は
比較的新しい形の葬儀です。

最近増えてきてはいるものの
「こんな時はどうしたらいいの?」
と疑問に思うことも多いですよね。

特にとても重要な上疑問も多いのは
【家族葬の案内方法】です。

家族葬の案内は
一般の葬儀とは異なり
少々複雑な部分もあります。

「家族葬の案内はいつ出せばいいの?」
「参列をお願いする人へはどうやって
連絡しよう?」
「参列や香典辞退、どうしたら
失礼なく案内できるのかな?」

等、
まだまだ世間的になじみも薄い分
案内を出す側にとっても
案内を受け取る側にとっても
正解が分かりにくいんです。

私自身10年ほど前に
父方の祖母を家族葬で見送りました。
ごく近しい親類だけの参列でしたが
今でも親類と集まった時に
「家族葬にして本当によかったね。」
と話題になるほど
優しくて温かい葬儀でした。

そこで今回は
私の経験もふまえつつ
安心して大切な故人を家族葬にて
お見送りできるよう、
家族葬の案内方法や
伝えるタイミングを相手別に
徹底解説します!

なお、格安の家族葬の選び方は
こちらでご紹介しています↓

家族葬のおすすめネット大手3社の選び方を目的別に完全解説!葬儀業界は、 目まぐるしい変革を続けています。 私たちの間にもお葬式のあり方は 多種多様な考え方が広がっています。 従来から...

家族葬の案内方法や伝えるタイミングについて【相手別】

家族葬という名称ではありますが
参列してもらう間柄に
決まりはありません。

ご家族にとって参列してほしい方であれば
どなたでも参列していただけます。

更に家族葬の案内の時期についても
伝えるタイミングに
決まりはないんです。

一般的な葬儀と大きく異なるのが
参列を依頼をされた方のみが
参列できる葬儀
という点ですね。
ですので参列してもらいたい方へは
はっきり「参列してほしい」
伝える必要があります。

逆に言えば参列を辞退してもらう方へは
家族葬のマナーからすると
明確に参列のお願いをされない限り
参列は控える
ということになります。

ですがこの家族葬のマナー
社会全体に浸透しているとは
まだまだ言えない為
家族葬の案内が一般の葬儀よりも
やや複雑になっているのです

複雑だと一言で言ってしまうと
面倒に思われるかもしれません。
ですが家族葬の案内は出して終わり
ではなく、
相手の立場になって考え
思いやる気持ちが根本にあります。

それが相手によって案内の方法
伝えるタイミングが異なる理由です。

家族葬の良さは
【弔問客に気を使うことなく
故人とゆっくりお別れが出来る】

ことですよね。

参列を依頼する場合はもちろん、
参列辞退の案内をする場合にも
お相手の方に失礼のないよう
それぞれ相手別にご説明します。

家族・親類への案内は速やかに電話連絡する

ご家族やご親類など身内の方へは
案内状ではなく
故人が亡くなられてから
参列を依頼する・しないに関わらず
速やかに電話で連絡します。

家族葬ではない場合も
身内で不幸があった場合は
早急に報告する為
電話で連絡をされますよね?

メールで連絡をする
という選択もありますが
間違いなく届いているか、
届いていても確実に読んでもらえたのか
分からない為
おすすめできません。

できれば故人が元気なうちに
「万が一の時は家族葬を行う」
ということを
ご親類に理解して頂いている
と後々
「なぜ自分は呼ばれないの!」
というようなトラブルを避けられます。

それではご家族やご親類に
参列をお願いする場合
参列を辞退してもらう場合について
それぞれご説明します。

参列を依頼する場合

ご家族はもちろんのこと、
家族葬に参列してもらいたいご親類は
本当に近しい間柄になりますので
特に難しいことはありません。
単純に
電話で訃報の報告と併せて
家族葬への参列もお願いします。

ただし家族葬では
身内以外の方が参列される場合
香典等は辞退されることが
多いですよね?
しかし参列する親族に関しては
香典を持参するのがマナーとなります。

その為
もしご親族からの香典も辞退する場合には
香典等は辞退する旨を
しっかり伝えてください。

また、参列を辞退してもらう
ご親類がいる場合には
参列してもらうご親類、
または参列辞退してもらうご親類を
はっきり伝えておくと

無用なトラブル回避に繋がるので
安心です。

参列を辞退してもらう場合

遠方に住んでいる等の理由から
疎遠になっているご親類がいる場合も
早めに電話で訃報の報告と
家族葬の為参列辞退の意向を伝えます。

いくら疎遠だとしても
ご親類に対して
葬儀後に案内状で後日お知らせするのは
失礼だと思われる可能性が高いです。

特にご親類の場合は後から連絡をして
「最後のお別れくらい
させてほしかった!」
「身内なのに
連絡もよこさないなんて!」

といった
トラブルになりかねませんよね?

電話で連絡をする際には
「故人の生前からの遺志を尊重して
ごく内輪での家族葬を
行うことにしました。
また香典等のお気遣いも
故人より固く辞退するよう
言われておりますので
辞退させて頂きたいと思います。」

しっかり参列・香典等辞退の意向を
伝えることが大切です。

どなたに対しても言えることですが
もしご家族の意向で
家族葬を選択された場合
「家族の意向により」としても
家族葬のマナーとしては
問題はありません。
ですが
「故人の遺志により」という方が
角が立たない為

トラブルになりにくいです。

参列を依頼する友人等にも個別に電話連絡が確実

故人が生前特別親しくさせていただいていた
身内以外の方に参列を依頼する際も
個別に電話での連絡が一番確実です。

訃報の連絡と併せて
家族葬へ参列のお願いと
香典等のお気遣いを辞退する旨を
しっかり伝えられる
からです。

また身内以外の方へ参列を依頼する場合
特に【重要なポイント】があります。
「他の方へ口外しないでほしい」
旨を明確に伝えることです。

家族葬のことを伝え聞いてしまった方が
突然弔問に来られたり、
その他呼ばれなかったことに対する
クレームやトラブルを招かないよう

参列依頼と併せて
「家族葬の為他の方へは葬儀後改めて
訃報報告を含め案内する予定です。
それまでは申し訳ありませんが
どうかご内密にお願いします。」

としっかり伝えてくださいね!

もし故人の交友関係がわからなかったり
または交友関係が広い場合には
参列を依頼する親しい友人の方に
他の方へ訃報の報告をお願いすると
間違いありません。

ただしその場合にも
家族葬の為参列・香典等のお気遣いは
辞退する旨も併せて伝えてもらうよう
お願いしてください。

また
「相手の方の住所はわかるものの
連絡先まではわからないなぁ。」

ということもありますよね。

そんな時は参列依頼の案内を送ることも
もちろん可能です。

案内状を郵送するのであれば
当然電話連絡よりも時間がかかります。
家族葬を依頼する葬儀社に頼む
最も早く確実に案内状を届けられます。

参列を辞退してもらう方へは家族葬が終わってから案内状を送る

参列を辞退してもらいたい方へは
家族葬が終わった後で
案内状を送付するのが一般的です。

先ほどお伝えしたように家族葬の場合
案内を出すタイミングに決まりはない為
葬儀の前に案内状を送ることも
当然出来ます。

ですがやはり葬儀の後で
案内状を送ることをおすすめします。

何度もお伝えしてる通り
家族葬自体のマナーや認識が
まだまだ社会全体に認知されているとは
言えない
からです。

葬儀の前に案内状を送付すると
案内状を受け取った方が
突然参列に来られたり
香典や弔電が届く
といった
混乱や誤解を招く恐れがあります。

そういったトラブルを避ける意味でも
参列を辞退してほしい方へは
葬儀後に案内をするのが一般的なのです。

受け取る方も葬儀後の案内であれば
「本当に参列辞退してもいいのかな?」
と迷われることがなく親切ですよね。

案内状を送るタイミング

案内状を送るタイミングについては
家族葬が終わって1~2週間から
49日法要を目途に送付します。

理由は後日案内状を受け取った方が
弔問に来られる可能性がある
からです。

葬儀直後は故人を亡くされた悲しみの中
心身共に疲労困憊だと思います。

私の祖母の家族葬の時にも
とても温かい葬儀ができたものの、
葬儀を行うまでがとても大変でした。

家族葬とはいえ
祖母が亡くなった悲しみに
打ちひしがれる暇もないほど
色々な判断や決め事を迫られたり
様々な対応に追われ

気付けばもう家族葬が始まる頃でした。
葬儀が終わった後には
張りつめていた気が緩んだせいか
どっと疲れが押し寄せてきた

記憶があります。

そのような私自身の経験から
完全に回復は難しくても
ある程度落ち着いてから
案内状を送付する
ことで
弔問に来てくださったお客様を
おもてなし出来る余裕が生まれますよ。

案内状の内容と例文

家族葬を行った後で
案内状を送る場合のポイントは
事後報告になったことへのお詫びと
香典等辞退の意向を伝えることです。

案内状を受け取った方の中には
「私もお別れをしたかったのに。」
と思われる方が
いらっしゃるかもしれません。

ですので
故人の遺志により家族葬を終えたこと

報告が遅れたことに対するお詫び
香典・供物等辞退の意向
しっかりと伝えます。

【家族葬の後で送る案内状 例文】

先般 父 〇〇〇〇 儀 去る□月□日 〇〇歳にて永眠いたしました

尚 葬儀におきましては 誠に勝手ながら 故人の遺志により 去る△月△日に家族 近親者のみにて滞りなく相済ませました
御供えや御香典につきましても 故人の遺志によりご辞退させていただきたくお願い申し上げます

生前中はひとかたならぬご厚情にあずかりましたことを厚く御礼申し上げます
誠にありがとうございました

ご交誼に深謝すると共に ご連絡が遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げます

近所の方への案内は町内会や自治体に依頼する

故人のご近所の方への案内は
町内会や自治体に依頼し訃報の報告と
家族葬の為参列や香典等辞退の意向を
案内してもらえます。

ただしお隣の方
お世話になったご近所の方へは
家を訪ね、挨拶と共に
故人の遺志により家族葬を行う為
参列・香典辞退を直接伝えると
印象が良くなります。

そうすることで
葬儀に呼ばれなかったことに対する
不満も出にくくなります。

「お隣の方は分かるけど
故人と付き合いのあったご近所の方は
いたのかな?」

ということもありますよね。

その場合無理にというわけでは
ありませんが、
もし出来るのであれば
町内会や自治体に通知を頼む時や
お隣の方へご挨拶される際に
聞いてみるのも一つの方法です。

一番いいのは生前から
ご近所の方とどんなお付き合いがあるか
聞いておくと安心ですね。

なお、町内会への連絡のタイミングや
注意点については、以下の記事を
参考にして下さい。

家族葬を町内会へ伝えるのは事前連絡と事後報告どっちがいいの?家族葬を執り行う際、親族や職場関係、友人に連絡するのは当然ですよね。 では、町内会への連絡はどうでしょうか? 「家族葬だから町内...

故人や家族の勤め先へは葬儀の前に電話連絡する

故人が現役でお勤めされていた場合や
あなたや参列されるご家族の
勤め先に関しても速やかに
電話で連絡をする必要があります。

故人の場合であれば
亡くなられたことに伴う
手続き
を進めなければなりません。

ご家族に関しても
欠勤連絡や忌引休暇の申請
しなくてはなりませんよね。

またどこの会社でも
訃報の報告を受けた際には
会社としての対応が必要になります。

ですので訃報の報告と併せ
家族葬を執り行うこと
参列・香典・弔電等辞退についても
早い段階で伝える必要があります。

もし余裕があれば電話連絡と併せて
メールでも連絡をすると
口頭だけではなく文章としても残る為
伝え漏れや行き違い等の防止になります。

勤め先へ対しても丁寧な対応ですよね。

更にご家族の勤め先へは
故人の勤め先よりも
注意するべきポイントが
いくつかあります。

誰(間柄)がいつ亡くなったのか

勤めている会社の社内規約によって
異なりますが
身内が亡くなった場合に取得できる
忌引休暇は故人との間柄によって
取れる日数が変わってきます。

また忌引休暇は亡くなった日
もしくは亡くなった翌日から
数え始める為、
亡くなった日を伝える必要があります。

いつからいつまで休むのか

休む期間をはっきりさせることで、
その間の仕事の引継ぎや
調整がしやすくなります。

また忌引休暇では日数が足りない場合
有給休暇等の取得ができるか

併せて相談することが出来ます。

休んでいる間の連絡先

不幸は突然訪れる為、
事前に完璧に引き継ぐことは
難しいですよね。

あなたが休んでいる間に
どうしても仕事の連絡が必要な場合が
出てくることも考えられます。

そういう時の為に
連絡先を伝えておく
引き継いでくれる方達の負担を
最小限におさえられます。

故人を失ったばかりで
残されるあなたやご家族にとっては
本当に辛く大変な時ですが
社会人として
責任感のある対応をしたいですね。

家族葬の案内方法や伝えるタイミングを相手別に徹底解説!のまとめ

家族葬の案内の方法や
伝えるタイミングは
案内をする相手の方や
参列をしてもらうかどうかで異なり
多岐に渡ります。

家族葬自体の認知度もまだまだ低く
案内の方法にも決まりがないだけに
難しく思えてしまいますよね。

いざという時の為にも
家族葬を行うと決めた段階で
誰に参列してもらいたいか
どのように案内するか
ある程度決めておくと安心です。

家族葬の案内方法とタイミングを徹底解説【相手別】まとめ

  1. 家族・親類
    • 参列依頼・参列辞退に関わらず
      速やかに電話連絡する
  2. 参列を依頼する友人等
    • 個別に電話で連絡するのが一番確実
    • 他の人へは後日案内を出す為
      それまで口外しないようお願いする
  3. 参列を辞退してもらう方
    • 家族葬を終えてから案内状を送付する
    • 案内状には報告が遅れたお詫びと
      香典辞退の旨も添える
    • 後日弔問客が来ることがある為
      葬儀後1~2週間から49日法要を
      目途に案内状を送る
  4. 近所の方
    • 町内会や自治体に依頼し
      訃報報告と家族葬の旨通知してもらう
    • 隣家やお世話になった近所の方へは
      直接家を訪ねて案内する
  5. 故人や家族の勤め先
    • 速やかに電話で連絡をする
    • 会社側としての対応が求められるため
      家族葬を行うことと香典辞退の旨を
      明確に伝える
    • 家族の勤め先には故人との間柄・
      休む期間・休んでいる間の連絡先も
      伝える
「喪主24時」の人気記事
関連記事はこちら