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お葬式に遠方からの参列者が!交通費は喪主側が負担すべき?

結婚式と違って予定を立てられず
突然その時がやってくるお葬式の中
あなたを悩ませるお金の問題
参列者の交通費負担について
解決しましょう。

結婚式では
遠方のゲストを招待する場合
交通費や宿泊費を
主催者側が負担することが多いです。

中には交通費と宿泊費で
総額百万円を超えた
などという話も聞きます。

そうなると同じ冠婚葬祭である
お葬式でも喪主側が
負担しなければならないのか
当然心配になるところでしょう。

急なお葬式で慌てているでしょうが
まずは落ち着いてください。
一人で考えないで
誰かと一緒に考えましょう。

お葬式に遠方から来てくれた参列者の交通費は誰が負担するの?

結婚式ではよく聞く交通費の負担。
お葬式でも負担したとかしないとか
いろいろ話には聞きますが
どちらが正しいのでしょうか?

参列者の自己負担

お葬式に参加するための交通費は
参列者が自分で負担するというのが
一般的です。

一般的と言うからには例外もあります
これについては後述します。

参列者の大前提

取るものもとりあえず
最後に故人の顔を一目見ておきたい
別れを惜しんでおきたい
声をかけておきたい
そういう自発的な欲求で駆けつける
それが参列者の大前提です。

自分が参加したいから参加する
だからかかる費用は自分で出すものだ
というわけです。

また物心両面で大変な状況である
遺族に対する配慮でもあります。
相身互いの精神です。

では宿泊費は誰が負担するの?

これも交通費と同様の理由により
参列者が自分で負担するのが一般的です。

ただし遠方の方は土地勘のないことが
あるのでその場合は宿泊施設の手配を
こちらで行った方がよいでしょう。
先方に確認して対応しましょう。

お葬式に遠方から来てくれた参列者の交通費を喪主が負担する例外

お葬式の交通費を喪主側が出したとか
出さないとかいろいろな話を聞くのは
世の中に例外がたくさんあるからです。
それについて説明しましょう。

例外が大事

ここまでは「一般的」
という言葉で説明してきましたが
一般的でない例外はたくさんあります。

そしてこの例外が実は一番大事です。

ややこしいですが
絶対におろそかにしてはいけません。

なぜなら今後のあなたの生活に
大きく影響を与えるからです。

あなたのすぐそばにある慣習はネットで調べても出てこない

ここまで述べた話は正しいものです。
正論です。

しかし日本には
無理が通れば道理が引っ込む
ということわざがあります。

正論より正しい事があります。
それは
あなたの地域や親族間の慣習や決め事
です。

「うちの親戚はみんな遠くに
離れてるから冠婚葬祭の交通費は
全て自己負担にしましょうと
話がついている」とか
「北海道の叔父さんはいつも交通費を
出してくれるから今度はこっちも
出さないとね」など
そんな話はいくらでもあるでしょう。

しかし「うちの親戚」や「北海道の
叔父さん」は有名人でもない限り
ネットでいくら検索しても
出てきません

人に聞けないから検索してここに
たどりついたのでしょうが
本当の答えは
あなたのすぐ近くにあるのです

ローカルルール

あなたの親族
お世話になる寺社の人
葬儀屋さん
地域の人
そういう人たちに話を聞いてください。
ローカルルールがあるのかどうか。

ルールがあるならそのルールが
成立した経緯や理由が必ずあります。

その理由がどうであれ
多くの場合
長いものには巻かれておいた方が
面倒に巻き込まれなくて済みます。
コミュニティからはじき出されなくて
済みます。

「あの家はいつももらうだけもらう
くせに自分ではびた一文払わない」
などと言われては親戚付き合いも
やりにくくなります。

親戚に面倒な人がいるという人は
特に慎重に対応しましょう。

あなたの生活を守りましょう
歳を重ねたときに
間違っていなかったと思えるように。

こちらの方は「田舎ではよくあること」
と当たり前の光景を見るような
落ち着いた様子で語っています。
しかも現金でのやり取りが
普通のようです。

こちらの方はお葬式では
交通費が出るのが当たり前という環境に
育ってきたようです。

だからと言って非常識と決めつければ
むしろあなたが非常識と
言われてしまいます。

あなたがこのような環境に身を置いて
いるなら相手の事情に合わせた方が
結局あなたのためになると思います。

自分の責任で判断

もちろん
ルールを知った上でどう対応するかは
あなたの判断です。
しかし
知らないより知った上で決める方が
よりよい結果になるでしょう。

まずは近くにいる人の話を
よく聞きましょう

感謝の気持ちを表したいけどどうすればいいの?

喪主側が交通費を負担しなくていいと
わかってもやはり申し訳ないという
気持ちがあるのが人というものです。
何かお礼はできないものでしょうか。

まずはお礼の言葉

まずはお礼の言葉を伝えることです。
わざわざ遠方から来てくれてありがたい
という感謝をきちんと伝えましょう。
遠方の方だからと特別に何かする必要は
基本的にはありません。

香典は辞退しない方がいい

交通費の代わりに香典を辞退すれば
相手も助かると思うかもしれませんが
交通費如何に関わらず
香典を辞退するのは
相手の弔意を否定する
という意味になり失礼です

例えば
故人の遺志で香典をお断りする
というような特別な事情がある場合は
お葬式の案内からはっきり明記しておき
全員同じように対応します。

対応がバラバラだとトラブルの元です。

感謝の気持ちは形にしなくていいの?

先述のお葬式参列者の大前提から
遠方から来ていただいたからと言って
特別お返しする必要はありません。

それでもできればお返しがしたい
ということもあるでしょう。

しかしその場合でも
現金で渡すのはあまりよくありません。

お中元やお歳暮という形で返すと
角が立たずスマートです。

こういうケースであれば
故人の遺志であると伝えて
交通費を渡すのが供養になるでしょう。

こちらの方は更に香典の辞退まで
遺言していたようです。
残された遺族も誇らしいと
感じているのではないでしょうか。

ただしこれらはあくまで
わかりやすく特別なケースです。

お葬式に遠方から来てくれた参列者の交通費は誰が負担するのかまとめ


お葬式に遠方から来てくれた参列者の
交通費を誰が負担するのか
判断する材料はそろったかと思います。
それではまとめます。

お葬式に遠方から来てくれた参列者の交通費は誰が負担するのかまとめ
  1. お葬式に遠方から来てくれた参列者の交通費は誰が負担するの?
  2. ○参列者の意思で参加しているという大前提なので参列者の自己負担
    ○宿泊費も同様に参列者の自己負担

  3. お葬式に遠方から来てくれた参列者の交通費を喪主が負担する例外
  4. ○実は例外が一番大事
    ○あなたのすぐそばにある慣習はネットで調べても出てこない
    ○ローカルルールに従うことでトラブルが回避できる
    ○いろいろ知った上で自分の責任で判断

  5. 感謝の気持ちを表したいけどどうすればいいの?
  6. ○まずはお礼の言葉を伝える
    ○香典は辞退しない方がいい
    ○どうしてもお返ししたければお中元やお歳暮という形で返すとスマート

お葬式となると切羽詰まって
人に聞いている時間もないという人が
多いでしょう。
しかし時間がない時こそ落ち着いて
確認しましょう。

大事な人を亡くして大変な時ですが
残った家族につまらない面倒が
起こっては故人も悲しみます。
あなたと家族が平穏無事であることが
故人への供養にもなるのです。

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