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【必読】家族葬の通夜の流れとは?一般葬と異なる点には要注意!

近年、利用者が増えている家族葬
初めての経験であれば、
家族葬の通夜の流れは
わからないですよね。

「初めて喪主を務めるけど
家族葬の通夜って
一般葬の時とどう違うの?」

「家族葬の通夜に参列するけど、
服装はどうしたらいいの?
香典の用意は?」

色々な疑問があるでしょう。
ですが、家族葬の通夜であっても、
基本的な流れと一般葬と異なる
注意点さえ押さえておけば、
何の問題もありません。
それでは具体的に見てまいりましょう。

家族葬の通夜の流れは基本的に一般葬と変わらない

女性の葬式の服装

家族葬でも、通夜の流れは
一般葬と同じです。

  1. 受付・着席
  2. 読経・焼香
  3. 喪主挨拶
  4. 通夜振る舞い
  5. 線香番

通常の通夜ではなく、半通夜の場合は、
夜通しの線香番はありません

また、家族葬は参加者が少人数である為、
喪主挨拶通夜振る舞い
省略する場合があります。
もちろん、たとえ少人数でも
通常の通夜と
同じ流れを取る場合もあります。

通夜の流れが一般葬と同じですので、
マナーに関しても、
気を付けることは一般葬の場合と同様です。

ですが、家族葬の通夜では
他に何も気を付けることは無い、
というわけではありません。
家族葬の通夜独自のマナーもあります。

家族葬の通夜で気を付けること~遺族の場合~

まずは遺族側の視点です。
通夜の流れの中で特に注意が必要な点を
順に見ていきましょう。

葬式の通知は迅速に伝える

家族葬は、
基本的には近親者のみで執り行われる為、
参列する人数が限られます
通夜の参列者が決まったら、
すぐに電話か直接口頭で伝えましょう。

特に通夜の場合は、
連絡から開式までの時間もありません
メールなどの手段では、
タイムラグも生じる為、おすすめできません。

また、家族葬は参加者は限定されます。
参列のお願いをする際には、
日取りについて周囲に広めないで欲しい
香典は辞退をする
等の、参列者に対するお願いも
同時に伝えるようにします。

通夜の席では準喪服で良い

喪主であっても、通夜での装いは、
準喪服で構いません。

勿論、喪主の場合は、
他の参列者よりも格式の高い喪服、
つまり正喪服が好ましいとされています。
ですが、家族葬の場合、
参列者も限られており、規模も小さいので、
準喪服でも問題はありません。
また、通夜では準喪服を着用し、
告別式で改めて正喪服を着用する
という方法もあります。

装いには、服装以外にも注意点はあります。
こちらの記事もご参考ください。

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香典を渡されても頑なに拒否はしない

香典辞退の旨は伝えたけれど、
中には、どうしても香典を送りたい
という人もいらっしゃいます。
または、
明確に香典辞退を伝えていなかった場合、
とりあえず持参した方もいるでしょう。

通夜の席ですので、
あまり頑なに断ると、
かえって失礼になります。
故人を思っての香典ですので、
ありがたく受け取り、
後日香典返しを送りましょう。

家族葬の通夜で気を付けるべきこと~参列者の場合~

参列者側の通夜の準備と言えば、
服装香典です。
特に香典の準備は
一般葬の場合と少し違ってきますので
ご注意ください。

家族葬の場合に香典は必要ない

家族葬の場合、基本的に
香典は渡さない傾向にあります。
遺族から香典辞退の知らせがあれば、
当然必要ありません。

また、香典辞退の知らせがないまま
弔問する場合、用意はしておき、
受付で香典を受け取っているか
確認するなどして、
葬儀場で判断をします。

また、どうしても香典を渡したい場合は、
喪主に直接渡しても構いません。
ただし、その際は、
家族葬では、香典辞退が基本である、
ということを忘れてはいけません。

香典返しを辞退する等、
喪主に対する配慮も必要です。

参列者は準喪服又は略喪服が良い

参列者の場合は、
喪主や近親者の喪服より格式の低い
準喪服・略喪服で参列するのが
好ましいです。

近年は、
通夜であっても準喪服で参列します。
ですが、通夜に参列する場合は、
慌てて駆け付ける場合に限り、
略喪服でも構いません。

また、事前に「平服でお越しください」などの
案内がある場合もあります。
平服とは、普段着という意味もありますが、
この場合は略喪服を指しています。
余程の理由がない限り、
略喪服で参列するのがよいでしょう。

家族葬であっても通夜振る舞いには参加する

少人数で行われる家族葬では、
通夜振る舞いは
省略されることがあります。

ですが、通常の通夜の流れ通り、
通夜振る舞いを行う場合もあります。

もし、案内があったなら
家族葬であっても是非参加しましょう。
通夜振る舞いでは、
少しでも箸をつけることが
故人の供養になります。

通夜を行わない家族葬もある

このように、
一部に特別なマナーはあっても、
家族葬の通夜の流れは、
基本的に一般葬と変わりません。
ところが、家族葬の場合、
通夜そのものを行わないことがあります。
通夜を執り行わず、
一日で葬式を済ませることを
一日葬と言います。

家族葬の場合、
一日葬であることは
決して珍しくありません。

家族葬は参列する人数が
30人までである事が多く、
通夜を無理に行わなくても
十分に故人と最後の時間を
過ごすことができます。

また、通夜と告別式を執り行うと、
参列者は二日に渡り出席する必要があり、
参列者の負担軽減のためにも、
一日葬が選ばれる
こともあります。

そして何より、生前、故人から
「自分の葬式は最低限の式で良い」
とお願いされている
ことも、
一日葬が選ばれる理由です。

家族葬の選び方や費用については
こちらをご覧ください。

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私の祖母が自身の葬式で通夜を望まなかった理由

私の祖母の場合は、
生前より簡易な家族葬を望んでいました
祖母がそのことを初めて口にしたのは、
祖父の葬式が終わった後のことです。

私の祖父の葬式は、一般葬でした。
通夜も、正式な形で行ったので、
祖母や親族が、
疲れて眠い目をこすりながら、
夜通しの線香番をしていました。

勿論、祖父の葬式自体は
親族が望んだ形の葬式です。
祖母も、一般葬にしたことを
後悔したわけではないでしょう。
ですが、
葬式の大変さが身に染みて分かったのか、
祖母は祖父の葬式が終わった後に、
「私の時は家族だけで
簡単に送ってくれれば良いよ」

と私や家族に言うようになったのです。

家族葬であろうと、
通夜の流れは一般葬と変わりません。
半通夜を選ばなければ、
寝ずの線香番もあります。
祖母は、その負担の事を思い、
自分の葬式を一日葬で行うことを
望むようになったのです。

家族葬の通夜の流れまとめ

家族葬の場合は、
比較的形式は自由ですので、
通夜の流れは、
故人の意思や遺族の意思が反映されます。

家族葬で通夜を行うか行わないか
通夜を行うにしても、
どのような流れの通夜にするか

故人の意思、遺族の意思を汲み取り、
より良い通夜であるように、
気を付けたいものですね。

最後に要点をまとめます。

家族葬の通夜の流れ
  1. 家族葬の通夜の流れは基本的に一般葬と変わらない
    • 通夜の場合も半通夜の場合も
      一般葬と同じ
  2. 家族葬の通夜で気を付けること~遺族の場合~
    • 葬式の通知はすぐに伝わる
      電話か口頭で伝える
    • 家族葬である旨もあわせて知らせる
    • 通夜の席では準喪服で良い
    • 香典を渡されても頑なに拒否はしない
  3. 家族葬の通夜で気を付けるべきこと~参列者の場合~
    • 家族葬の場合に香典は必要ない
    • 参列者は準喪服又は略喪服が良い
    • 家族葬であっても通夜振る舞いには参加する
  4. 通夜を行わない家族葬もある
    • 一日葬で済ませる葬式もある
    • 通夜を行うかどうか、
      通常の通夜か半通夜か、
      通夜の流れはどうするかは、
      故人の意思を汲み考えること

家族葬での通夜は、
基本的には一般葬の通夜と同じです。

しかし、
葬式規模を小さくする家族葬の中で、
通夜を行う行わないは、
各々の家族の考えで変わります

故人との最後の別れ、
それも限られた人だけを呼ぶ家族葬。
その通夜に参列するということの意味を
良く噛みしめたいものです。

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