近年よく耳にする家族葬
言葉は聞いたことがあっても
流れはどういったものか
イマイチわからないですよね。
「一般葬と何が違うの?」
こんな疑問や
「家族葬にしてみたいけど
流れが分からなくて不安…。」
こんな不安があることでしょう。
ご安心ください!
家族葬の流れは全く難しくないですよ!
今回は、一般的な家族葬の流れを
順を追って詳しく解説します。
家族葬の流れについて順を追って詳しく解説
まずは一般的な家族葬の流れを
動画で分かりやすく簡潔に
ご説明させていただきます。
何となく流れは掴めたでしょうか?
葬儀社やプランによって様々ではありますが
大まかな流れは一般葬と変わりありません。
一般葬と家族葬の違いは
「参列者の人数」 「比較的自由度が高い」
この2点になります。
以下では一般的な家族葬の流れを
順を追って詳しく説明していきます。
家族葬を行う葬儀社を決める
まずは葬儀者を決める必要があります。
葬儀社は病院で紹介されることもありますが
もし余裕があれば様々な葬儀社を調べて
複数検討することをオススメします。
何故かと言うと、病院に言われるがまま
紹介された葬儀社に決めてしまうと
費用やプランが故人や家族の理想と
違うものになってしまう可能性が高いからです。
病院にはよくしてもらったし
せっかく紹介をしてもらったのに断りづらいと
思ってしまうかもしれませんが
複数検討した上で、ここでと
決めた葬儀社があるのであれば
きちんとその旨をお話すれば
決して失礼ではありません。
現在では様々な葬儀社やプランがあります。
可能であればご本人がご存命の間に
一緒にいろんな葬儀社を見てみてください。
そうすることで納得のいく家族葬を
執り行うことができるでしょう。
搬送及び安置
葬儀社が決まりましたら
次はご遺体の安置場所を決め
その場所に搬送をしてもらいます。
安置場所の候補として一般的に挙げられるのは
以下の3つになります。
- 自宅
- 葬儀場
- 専用の安置所
近年では葬儀場か専用の安置所に
搬送してもらうことが多いですね。
自宅ですとご遺体の管理も大変ですし
マンションやアパートの場合
スペースがなかったり
階層によっては搬送も大変です。
また、家族葬を検討しているということは
できれば内々で済ませたいとお思いかと
思いますが、自宅に搬送するとなると
ご近所に知られてしまい
対応に追われる可能性があるので
不向きと言えます。
しかし自宅でしたら
安置料金が安い場合もあるので
何を優先するのかよく考え検討しましょう。
家族葬の参列者を決める
一般的な目安としては、参列者は多くても
30人程度と言われていますが
家族葬に呼ぶ参列者に
コレといった決まりは特にありません。
家族のみで行う場合もあれば
故人の友人を呼ぶこともあります。
家族が誰を呼びたいか
故人は誰に来てもらいたいと思うか
そういったことを考慮して決めましょう。
ただし、もしご親族の方を呼ばないのであれば
きちんとその旨を説明しましょう!
もしあなたが逆の立場で、一切の説明がなく
親族の葬儀に呼ばれなかったとしたら
いい気はしないですよね。
明確な理由があるのであれば
「今回は故人の意向で家族のみで」
「遠方で大変でしょうから」
「お体に差し支えると思いましたので」等の
言葉を添えると悪い印象はありませんよ。
葬儀社と家族葬の打ち合わせ
葬儀社の担当の方と
家族葬の細かな内容を決めていきます。
家族葬も一般葬と基本的な
打ち合わせの内容は同じです。
- 通夜・葬儀の時間
- 通夜の受付の有無
- 喪主を誰にするか
- 火葬の時間、場所
- 僧侶の手配
- 精進料理の数
- 湯灌や供花等オプションの有無
葬儀社によってプランは様々ですが
上記の他にも
会葬礼品や枕飾り、祭壇やお棺など
細かく色々と決めなければなりません。
ただ、一般葬と家族葬の大きな違いは
家族葬は一般葬よりも小規模なので
葬儀の内容を家族の希望の形にしやすい
というところです。
通夜や告別式は必ずしも
行わなくてはならない訳ではないですし
自由度の高い「音楽葬」や「ホテル葬」などに
することも可能です。
決めなければならないことが多すぎて
混乱してしまうかもしれませんが
分からないことや希望があれば
必ず葬儀社の方にお伝えしましょう。
通夜
家族葬の通夜も一般葬の通夜も
執り行う内容としては
どちらも同じものになりますが
一般葬よりも少人数で行うので
式の時間は比較的短くなります。
- 受付
- 読経
- 焼香
- 喪主挨拶
- 通夜ぶるまい
- 棺守り
家族のみで行うなど場合によっては
香典の受付を置かなかったり
喪主挨拶を省いたりすることもあります。
また、状況によっては
通夜自体をしないという選択もあります。
通夜をしないと決めたのは、僕も含めて家族が心身ともに疲労困憊していたからで、こりゃ無理だなと。家族葬だし、弔問客も限られているし、本葬だけで済まそうという判断。おかげで少し休むことが出来た。また、通夜がない分、お寺さんへのお布施は少し上乗せした。
— ポール (@paulnakahara) April 8, 2019
葬儀の準備というのは心身共に
本当にとても大変なものです。
休めるときに休むことは
決して悪いことではありません。
弔問客が多い一般葬ですと
弔問客の出席出来る時間の都合上
通夜をしないという選択が
難しい場合もありますので
家族葬のメリットとも言えます。
この辺りはどうするべきか
家族とよく話し合って決めましょう。
告別式
告別式も通夜と同様
一般葬と執り行う内容は同じです。
出席人数によっては
受付、喪主挨拶などは省くことがあります。
- 受付
- 読経・引導
- 弔辞・弔電
- 焼香
- 喪主挨拶
- 出棺
告別式も必ずしも
行わなければならない訳ではないです。
ただ、家族葬を選ばれる方は
私の印象としては
通夜か告別式のどちらかは
執り行うことが多いと感じました。
近親者が亡くなったら
きちんとお見送りしたいと思うのは
当然のことです。
家族の体調や家庭の事情など
状況にもよるかと思いますが
私は通夜や告別式を
やらなければよかったという話は
聞いたことがありません。
心身共に余裕があるのであれば
私としてはどちらかは執り行うことを
オススメします。
火葬
火葬は一般葬であっても
基本的に近親者のみで行うものです。
ですので火葬に関しては
流れや参列者の人数も
一般葬、家族葬どちらもほぼ違いはありません。
- 読経
- 焼香
- 火葬
- 骨あげ
死亡届や火葬許可証の提出など
火葬場への手続きは
大抵葬儀社の方で済ませてくれますので
案内に従って行動しましょう。
初七日法要と精進落とし
初七日法要や精進落としは
本来ならば葬儀後に行うものでしたが
近年では葬儀中に
まとめて済ませてしまうことも多いです。
プランなどによっては
火葬後すぐに初七日法要を行う
「繰り上げ初七日」や
告別式の後、火葬前に初七日法要を行う
「式中初七日」などがありますので
ここの流れは多少前後することがあります。
また、精進落としを
火葬中に振舞うこともあります。
しかし
家族葬にご親族全員を呼ばないのであれば
後日きちんと法要をし、
葬儀に呼ばなかった皆さんにも
お弔いの機会を設けることを
オススメします。
どのような流れにするのかは
葬儀社の方や家族と相談して決めましょう。
家族葬の流れまとめ
家族葬と一般葬、言葉は違いますが
どちらも葬儀には変わりありませんので
流れも同じです。
近親者のみで行う葬儀というだけですので
難しく考えなくても大丈夫ですよ。
最後に流れをまとめておきます。
- 家族葬を行う葬儀社を決める
- 葬儀社は複数検討がオススメ
- 搬送及び安置
- 自宅
- 葬儀場
- 専用の安置所
- 家族葬の参列者を決める
- 家族葬に呼ぶ参列者に決まりはない
- 家族が誰を呼びたいか
故人は誰に来てもらいたいと思うかを
考慮して決める - 葬儀社と家族葬の打ち合わせ
- 家族葬も一般葬と基本的な
打ち合わせの内容は同じ - 希望は必ず伝える
- 通夜
- 家族葬の通夜も一般葬と流れは同じ
- 一般葬よりも少人数で行うので
式の時間は比較的短くなる - 告別式
- 家族葬の告別式も一般葬と流れは同じ
- こちらも一般葬よりも
少人数で行うので
式の時間は比較的短くなる - 火葬
- 火葬は一般葬であっても
基本的に近親者のみで行うので
一般葬と家族葬どちらも流れに
違いはない - 初七日法要と精進落とし
- 本来ならば葬儀後に行うが
近年では葬儀中に
まとめて済ませてしまうことも多い - プランなどによっては
流れは多少前後することがある
安置場所の候補は一般的に以下の3つ
葬儀の参列者の人数が少ない分
家族の希望が通りやすいことが
メリットの家族葬ですので
家族葬は絶対にこの流れ!
というものは存在しません。
あなたの家族には
どのような流れが最適か
色々検討してみましょう。