葬式 PR

直葬でも喪主は立てた方がいいの?判断するためのヒントはこちら!

女性の葬式の服装

少子高齢化が叫ばれる昨今、
さまざまな葬儀のかたちがあります。
なかでも通夜や告別式のない直葬も、
全体の3割程度で行われています。

私が幼い頃に参列した親戚の通夜では
喪主であるおばさんがあちらこちらへと
忙しくしていたのを憶えています。

直葬であれば
そのようなシーンは無いのでしょうが
それでは喪主は
何をすればいいのでしょうか。
それとも必要ないのでしょうか。

直葬でも喪主は立てた方がいいのか?
そんな疑問を解決するためのヒントをお渡しします。
あなたがこの記事を読み終えるころには
迷いなく判断されていることでしょう。

直葬でも喪主は立てた方がいい理由


直葬において、
「喪主は立てなければいけないのか」?
その答えは
どちらでもかまわない」です。
しかし喪主を「立てた方がいいのか」
という疑問に対しては
立てた方がいい」と言えます。

なぜ、喪主を立てなくてもいい
という選択肢が出てくるのか、それは
直葬には通夜、告別式がないので、
喪主の挨拶が必要ない、というのが
一番の理由です。

では喪主の仕事は挨拶だけなのか。
そんなことはありません。
でも喪主は立てなくていい…
矛盾していると思われますよね。

その答えは、喪主の仕事のほとんどが
幹事だからです。
喪主の仕事は決める、取り仕切る、
監督するといった幹事の役割が
ほとんどです。

その中で喪主という肩書を
名乗らなければいけないタイミングが
通夜、告別式の挨拶だけなのです。
他に訃報を送るときに
「喪主 田中一郎」と明記する
必要があります。

具体的には外部の参列者に対して
名乗る場合に喪主の肩書が必要です。
それ以外は喪主の肩書は無くていいのです。
葬儀屋さんや役所などに対して
喪主と名乗る必要はなく、
責任者とか遺族代表ですと言っても
話は通じますよね。

では喪主を立てる必要はないが
立てた方がいいという理由を
ご説明しましょう。

喪主がいて当たり前だとみんなが思っている


訃報を受けたときに人は
誰が喪主なのかと考えても
喪主がいないとは考えません

そこに
「直葬なので喪主がいないんです」
という説明が必要ですし、
考えの古い人は喪主がいないこと自体が
理解できないということもあります。

一人一人この説明をする手間を考えたら
「私が喪主です」と言っておけば
いいと思いませんか?
実際の幹事役は身内や葬儀屋さんに
助けてもらえばいいわけですから。

直葬と言っただけで、
「喪主がいないんだな」と誰もが
理解する時代は、まだまだ先です。
余計な説明の手間が省ける、それだけで
喪主を立てる意味があります。
喪主というシンボルが存在するだけで
余計な戸惑いや混乱を招かなくて済みます。

喪主を立てるのは慣例です。
長いものに巻かれてみれば
その利点がわかるというものです。

法事・法要の責任者

葬儀が終わって「はい終わり」ではなく
その後も法事・法要を執り行うことが
多いと思います。

その時に責任者として法事・法要を
取り仕切る人が必要です。
喪主がいなければしなくていい
というものでもありませんから、
遺族の代表であることを
知らせておく意味でも、
葬儀では喪主を名乗っておいた方が
いいでしょう。
ここでもやはり、余計な混乱を
招かなくて済みます。

喪主になったからと言って仕事や責任は変わらない

直葬において
喪主は立てなくていいものです。
しかし立てたほうが
周りが混乱しなくて済みますし、
あなたも余計な説明の手間が省けます。
では喪主になることで余計な仕事や
責任は増えるのでしょうか?

その答えは「変わらない」です。
元々喪主になる立場の人には
遺族代表としての仕事も責任も
あるのです。

それは喪主を名乗ろうが名乗るまいが
変わりません。
名乗ったからと言って増えませんし、
名乗らなかったからと言って
減ったりしません。
そこから逃れることはできません。

参列者には寂しく映る

直葬でも参列者がいる場合があります。
そんな時、喪主がいないとどんな風に
映るのでしょうか。


この方も、私と同じように
葬儀=喪主という想いがあるのだと
思います。そんな方から見ると、
喪主がいない葬儀は
悲しくも映るのですね。

寂しいと思われたのでは、故人に
申し訳ない気分になります。
喪主を名乗るだけで済むなら
名乗っておいても損はないですよね。

直葬で喪主を立てない理由


前述の通り直葬においては
喪主を立てる・立てないに
決まりはありません。
決まりがない以上、
あなたが理由を付けて
どちらか決めればいいのです。

直葬でも喪主は立てなければいけない
というものでもないので、
喪主として必要とされる挨拶がなく、
葬儀の準備も家族でできるし、
参列者もいないなら
喪主になる必要はない、
喪主を立てる必要はないと
考えることもできます。

必要がないので、あえて
肩書をつけることはしません。
もちろんそれも正解です。

喪主を名乗りたくないから
喪主を立てない、そんな理由で
決めてもいいのです。

直葬でも喪主を立てた方がいいか?のまとめ


直葬の場合は
喪主を立てても立てなくてもいい、
だからあなたの
好きなようにすればいいのです。
ただ少しだけ
メリット・デメリットがあるので
喪主を立てた方がいいのでは
ないですか?と
お勧めしているだけなのです。

直葬でも喪主を立てた方がいいかのまとめ
  1. 直葬では喪主を立てても立てなくてもいい
  2. 喪主を立てた方がいい理由
    • 喪主は居て当たり前だと思われている
    • 喪主というだけで仕事や責任は変わらない
    • 喪主がいた方が周りが混乱しない
    • 法事・法要の責任者である
    • 喪主が居ない葬儀は違和感がある
  3. 決まりはないので最後に決めるのはあなた自身

喪主と名乗るだけで余計な手間や
責任を負わされると思っていませんか?
そう思われているなら、
それは間違いです。

なぜ喪主がいないの?と聞かれたときに
直葬だから、喪主は立てない事にした、
と毎回説明することのほうが
面倒だとは思いませんか。

周りの理解を得るには
時間がかかりますが、周りが
理解していることであれば
話は簡単に済みます。

また、喪主を名乗ろうが名乗るまいが、
葬儀ですること、法事・法要で
することは変わりません。

直葬だからと言って、
喪主が居てはいけない理由も
また無いのです

まだまだ直葬も十分に市民権を得たと
言えない状況ですから、
直葬というものをよく
理解していない人からしたら、
「喪主も引き受けないなんて、故人を
悼む気持ちが足りないのではないか」
と思われるかもしれませんよ?

「喪主24時」の人気記事
関連記事はこちら