昨今終活は、ポジティブな若い世代にも
浸透してきていて、
自らの人生を積極的に考える機会
として定着しつつあります。
社会に出て早や20年が経ち、走り続けて
気が付けば40代になっていた
というあなたにとって、
特に断捨離は欠かせない行動です。
次々と良い新商品が出てくる現代、
不用品をため込んでいませんか?。
断捨離は、ただ不要な物を処分する
というだけに留まらず、
あなた自身と向き合い
あなたを解放する行為でもあります。
人生を次のステージに進めるため、
40代であなたが終活を通し
やっておくべきことを解説します。
40代で終活を始める意義とは?
40代というのは、一つの節目になります。
若いころと違い
これまでの疲れがどっと出てきたり
(健康診断の数値にドキッとしたり)
女性は特に、メンタルや心身の乱れ
(更年期に差し掛かりますからね。
あまり辛かったら無理せず、
婦人科や精神科を受診しましょう)
に悩まされたり・・・。
高齢になった
ご両親の終活をサポートしたり
身近な人で、先に逝った人を送るという
経験をする人もいるでしょう。
そして自分もまた確実に年をとり
死は自分にとっても例外ではない
ということを、
より実感することでしょう。
そしてその事に気づけたあなたは
幸いです。
なぜならそこから全てが始まるから。
矛盾するように思えるかもしれませんが
死を考えるということは、
生と向き合うことであり、
自分の未来を考えることに他ならないのです。
ここで一度立ち止まって、
これまでの人生を
振り返り整理してみましょう。
これからの人生のために、
今何をすべきで何を大切にするべきか。
これからの自分にとって必要なものと
必要でないものの仕分け作業が、
断捨離です。
同時にエンディングノートを
書くとなお良いです。
自分でも気づかなかった
あなた自身のことが
更に見えてくるはずです。
私は50代ですが、40代の方たちを
羨ましく思います。
昭和から平成、そして令和へと
時代も変わり、それに伴い
社会通念やインフラも変わりました。
あと10歳若ければ
もう少し楽に自分に正直に
生きてこれたんじゃないかな、と。
是非40代の方たちには
終活に取り組んでいただいて
人生を積極的に
前に進めていただきたいと思います。
40代の終活でおススメの断捨離を男女別に解説
終活に欠かせない行動が断捨離です。
生活の質を上げるためにも
思い立ったが吉日で行動を
起こしたいものです。
終活における断捨離最大の目的は
自分のため、また家族の為
家族の負担を減らし
あなたの意思を残すためです。
物を捨てるということの裏には
過去の良くない記憶や
視えない未来への不安を捨てる
という意味が隠されています。
人生何があるか分からないと自覚して
整えておくことは
大人としてのプライド
品格を保つ行為です。
こんなものを残して死ねるか、
万一死んで、これを見られたら
恥ずかしいと思うものから
どんどん断捨離していきましょう。
特に女性は、40代が持っていると
イタいと思われる物が
多いかもしれません。
若いころより40代のあなたは
好きなものや似合うものが定まり
取捨選択がしやすいはずです。
生活スタイルも安定して
体力のある40代は
断捨離の始め時といえます。
自分の理想をイメージし、
最初は目標を小さく設定して
(リビング、キッチン等)
その都度達成感を味わいながら
進めていくと、楽しい断捨離に
なります。
やっているうちに、
人生で大事なものが絞れてきます。
あなたが心から納得して
執着しなくなったものから処分していき
必ずあなたの意思で処分しましょう。
断捨離は一度では終わりません。
捨ててしまってからでは
遅いものもあります。
迷ったものはいったん
置いておいてもいいのです。
あとで後悔しないように
しっかりと確認しながら進めましょう。
あなたが本当に好きなものか、
あるいは嫌いなものか。
自分の価値観を基準に進めましょう。
それがまさに
自分と向き合う行為になります。
物への執着から離れ、
自身の作り出してきた重荷から
解放されるのです。
これだけは絶対に捨てないと
思うものがあれば、
それはあなたの人生の宝です。
以降は定期的な断捨離を行いましょう。
断捨離を実践していくことで
取捨選択を繰り返し、
考える力も磨かれます。
今後買い物をする時も、
あなたにとって本当に必要な物か
見極めて買い物できるようになります。
いわゆる買い物上手な大人です。
40代の断捨離には
いくつか注意点もあります。
自分のものを捨てるだけならいいが、
家族のものまで勝手に捨てたら
トラブルのもとです。
男女別に注意点をまとめると
以下のようになります。
40代女性の場合
<断捨離していいもの>
なんといってもまず服
年相応に合わなくなくなったもの
サイズアウトしたもの
(ネットに処分のハウツーが色々
出ますから、参考にされては)
バッグ、アクセサリー、
化粧品(特に試供品類)
写真やアルバム
- 既婚者は特有のものとして、
夫の大事な物を勝手に捨ててしまい
トラブルになるケースがあります。
よくご夫婦間で話し合うことが必要です。
互いの絆を深めるいい機会になるし、
中には最大の断捨離対象がお互いである
と気付く場合もあるかもしれません。
いづれにせよ、いい機会です。 - 主婦の方は自らの理想に拘るあまり
過度な断捨離に陥るケースもあります。
生活を改善する目的で
ストレスの溜まらない範囲で行ましょう。
キッチンを今一度見直すのがお勧めです。 - 母親が絶対やってはいけない
断捨離が子供のものを勝手に捨てる
というケースです。
母親にしてみれば
ゴミにしか見えないものでも、
彼らにとっては宝物です。
心に深刻なトラウマを残しかねません。
彼らの情緒に配慮し、
話し合って実行するようにしましょう。
40代男性の場合
<断捨離していいもの>
なんといってもまず情報
(自分の判断の軸を決め、
膨大な情報を取捨選択する)
仕事関係の本や資料、カタログ
使わなくなった健康器具など
ダブっているもの(2つ以上あるもの)
ビデオ、DVD、
靴や時計など小物類
お一人様の場合(男女とも)
<断捨離していいもの>
忘れられない恋も、思い出の品と
きっぱり断捨離しましょう。
ネットに載っていましたが、
終活に取り組むうちに自分の本心に
気付いて、終活後婚活に熱心になった人
も、いるそうです。
お相手だって、ため込んでいる人より
すっきりした大人の方が
いいに決まってす。
身の回りも終わった恋も断捨離して
いい男といい女を目指しましょう。
婚活だって、まだまだいけます!。
処分に困る頂き物でも
10年もたっていれば
贈った当人が忘れています。
写真にとってデータ化し、
残す方法もあります。
年賀状類も
一年を目安に処分しましょう。
処分に困る大きな物や
自分でで決められないものの場合
業者さんに頼むのも手です。
処分は自治体の回収や
メルカリやヤフオクを上手に使う
方法もありますが、手間を考えると、
処分する方がおすすめです。
私はミニマリストではありませんが、
実際に自分に本当に必要なものなど
「そんなに大して無いな」
というのが実感です。
断捨離するのはモノだけではなく人もまた対象
いい人程ため込みやすい
不毛な人間関係に終止符を打ちましょう。
ストレスの最たるものが人間関係です。
人間のもつ悩みの80%は
人間関係から生じるといわれています。
余計な人間関係を断捨離すると得られること
① 他人のくだらないノイズに振り回されなくなる
② ストレスが減る
③ ムダな飲み会に行かなくていいから、時間とお金の節約になる
④ 大切な人との時間が増える
人間関係こそ必要最低限でいいと思う
薄いつながりより深いつながりのほうが大事
— れおろぐノート (@reonalog) 2019年6月7日
全く同感です。全てこのツイートに
集約されていると思います。
人間関係の断捨離は、
メリットが多いですが、
実行するには勇気も必要です。
(おすすめ本:アドラー「嫌われる勇気」)
いきなりでは角が立つ場合もあります。
仕事の立場で、なかなかそうはいかない
場合もあるだでしょう。
よく考えて見極めたら、
徐々に離れていきましょう。
(パワハラやセクハラの場合、
本人にはっきり指摘することも
重要です。)
モヤモヤして
生活に支障をきたす位なら、
切り離してしまった方がマシです。
惰性でつながっていた人と縁が切れる分
交友関係にスペースができます。
大切なのは相手がどう思うかではなくて、
あなたがどう感じるかです。
一つの目安として、
この人が亡くなったら
葬式に行くか行かないか、
あなたの葬式に来てほしいかどうか
を基準に考えると、
不要な人間関係を断捨離できます。
人間関係の断捨離とは、
自分の成長を妨げる可能性のある
相手との関係を断つという意味であり、
重くなった邪魔な人を
切り捨てるのではありません。
生きる喜びや幸せもまた
人間関係の中からしか生まれません。
40代のあなたはまだまだ
成長していかなければなりません。
自分が成長するために、
人間関係から逃げるのではなく、
人間関係と正面から向き合い
きちんと見直し
より充実した人間関係と人生を
自らの手で作り出すために。
自分の人生にとって
必要な人とそうでない人を分け始めましょう。
50代は人間関係を縮小させていく
世代といわれていますが、
40代はSNS等を通じて、
まだ広がりは得られます。
私の断捨離は、出身校である
ミッション系女子校時代の知人と、
某団体がらみで付き合いのある人たち。
ハッキリ言って迷惑です。
親切丁寧を心掛けたら
つけこんでくる。
全くの他人が、介護をしろとまで
言ってくるんですから。
女子校関係は
今でも同窓会通知は無視しています。
某団体関係は、完全に断捨離とはいかないが、
最近は慇懃無礼(いんぎんぶれい)を
通しています。
40代の終活でエンンディングノートを書いて自分と向き合うこと
断捨離で身も心もスッキリさせたら
エンディングノートをつけましょう。
日記の延長のようなものからで構いません。
40代のあなたの
これまでの経験を生かし、
もっと可能性を広げるためにも。
あなたがが今までどんな人生を歩み、
これからはどういう人生にしたいか、
そのためには
何をしなければならないかを
書き留めてみましょう。
自分にとっての幸せな幕引きをを
イメージすることは、
自分らしく生きる事や
大切な人がよりわかる機会になります。
エンディングノートは
あなたの為だけのものではありません。
周りのためでもあります。
社会にも家庭にも責任のある立場の
あなたがもしいなくなったら。
家族や仕事先、周りの人達が困らないように
あなたの情報を書き留めておきましょう。
本屋や文具店にも書きやすくて素敵な
エンディングノートが増えていますし、
終活アプリタイプもあります。
(パスワードを伝えておくことを忘れずに。)
エンディングノートに
今までの思いや気持ちなどを記して
心を整理します。
同時にあなたがいなくなった後
あなたの家族や回りの人が
様々な判断や手続きを行う上で
必要となる情報を
まとめて記しておきましょう。
これはあなたの意志を
残すことになります。
人生の終わり方を具体的にすることで、
今生きているあなたと
あなたのこれからの未来を
イメージするのです。
内容は書き換えてもいいので、
以降は数年おきに内容を
見直すようにしましょう。
具体的な老後対策にもなります。
エンディングノートに記す、主なこと
- 銀行口座 クレジットカード
ネットバンキングなどのID - 自動引き落とし等の詳細
以上は、不正使用されない
程度の情報に留めましょう。
クレジットカードを何枚も持っている
人はこの機会に1.2社に絞ると、
残される方も楽だし、
金運アップ効果も期待できます
- 資産、相続に関する事
- お葬式、墓などに関する希望
- 臓器提供のの意思の有無
- 意識不明や植物状態になった時、
延命を希望するか - 介護の希望など、自身の身の振り方
扱い方など。 - 加入している保険、ローンの有無
- コレクションや不動産について
- デジタルデータ
SNSのアカウント、パソコン、
スマホのデータ等、
IDとパスワードを管理する。
Facebookの場合、追悼アカウント
を設定しておくと、
残された家族で管理が可能。
使用していないSNSは退会処理
- 家族や関係者へのお願い。
- 自分史
- 友人情報(葬儀に呼んでほしい人)
こちらはコクヨの有名なエンディングノートです。
ベストセラーだそうです。
ぜひご覧になってみて下さい。
40代から人生100年時代のスタートを切る終活を
40代という人生の折り返し地点で
断捨離をして終活を始めることは、
あなたの過去を振り返り
未来を考えるきっかけになるはずです。
自分の死に方を選ぶことは
日本では認められていないし
死もいつ襲ってくるかわかりません。
でも意思は残せます。
「人は、いつか必ず死ぬということを
思い知らなければ、生きている
ということを実感することもない」
(M・ハイデガー)「僕が死を考えるのは死ぬためじゃない。
生きるためなんだ」 (マルロー)「死は生の対極ではなく
その一部として存在する」 (村上春樹)
(引用:死にまつわる111の名言)
死を積極的な自らの生の側面と捉えた
先人の叡智(えいち)の言葉です。
ぶっちゃけ平たく言うと、
「死ぬのがコワくて生きていられるか!」
と開き直れってことです。
克服といってもいいかもしれません。
人生100年時代と言われる時代の
40代の終活は、
人生のゴールに向かって
新たなスタートを切るための準備
と捉えましょう。
年金も当てにならない時代ですから、
ライフプランやお金の計画だって
しっかりと立てなくてはなりません。
やはり5~60代の大半は可能な限り
仕事を続けたいと思っています。
40代のうちに
新たな資格やスキルアップに挑み、
Ideco,NISA,などの投資信託で、
老後資金作りも始めましょう。
40代が終活で断捨離するモノまとめ
まだ早いと
思われるかもしれませんが、
40代にとって、
断捨離は非常にポジティブで
有意義な行動です。
マインドセットを変える力があります。
- 40代で終活を始める意義
- 終活の行動その1断捨離
- 断捨離するのはモノだけではなく人も対象
- 終活の行動その2エンディングノート
- 40代から人生100年時代のスタートを切る
・女性の場合
・男性の場合
・お一人様の場合
・不毛な人間関係を整理し
より充実した人間関係を築きませんか
・エンディングノートで自分と向き合いませんか
・40代の終活をスタートと捉え
ライフプランを具体的にしませんか
40代という世代は、
現実ではまだ不安定で悩みが多い
世代かもしれません。
走り続けている真っただ中の人も、
万一に備え家族のため、
そして何より世界にただ一人の
あなたの人生のために
断捨離から終活に取り組み、
これからの人生に幅を広げ、
より豊かに生きませんか。
良い運気も呼び込めますよ!
なお終活の一環として取り組むことが多い
終活年賀状については、
以下の記事を参考にして下さい。
また、エンディングノートは
ネット大手の「小さなお葬式」に
資料請求すると同封されています。
資料請求は無料なのでおすすめです。
以下から申し込まれて下さい。
- 全国対応、低価格のシンプルな葬儀【小さなお葬式】 ※資料請求は無料です。申し込み後に電話が掛かってきたことは1度もありませんでした