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終活で片付けをする手順と方法を解説!エンディングノートも活用しよう

終活で身辺を片付ける目的
大きく分けると2つあります。

  • 残された家族に迷惑をかけない為
  • 自分自身の人生を振り返り
    残された日を充実させる為

一般的には、1つ目の
残された家族に迷惑をかけない為
というイメージが強いでしょう。
確かにその要素も重要でありますが、
実は大切なのは、2つ目の
終活は自分の為に行う、という姿勢
です。

人は長い人生の中で多くの人々に出会い、
数々の出来事を経験することで、
沢山の記憶と物を抱えることになります。
「終活で片付ける」というのは
あなたがこの世に生きた証ともいえる
それらのものを片付けてしまう

という意味ではありません。

今回は、終活での片付けについて、
手順と方法を解説します。
また、エンディングノートを活用する、
あなたの「心の片付け」についてもお話しします。

終活で片付けをする最初の手順

片付ける為には、まず
何を持っているかを
再整理する
必要があります。
目に見える道具については、
確認するまでもないですね。
ところが目に見えない資産については、
実は自分自身でも
把握しきれていないことがあります。

まずは
現金、株券、不動産等のプラス資産
借金やローンなどのマイナス資産
リスト化しましょう。
専門知識の必要な遺言は
作成しなくていいです。
なぜなら、
プラス資産、マイナス資産は
人生において変動するものだからです。
終活を行っている現在も、
あなたの資産は増減していますよね。

リスト化は、あくまでも
今のあなたが、
自身の持っている物を再確認するため
作成するものです。
また万が一、
あなたが遺言書を用意できなくても、
このリストさえあれば
遺族があなたの資産を把握するのに
役立ちます。

相続で最初に遺族が苦労するのは
あなたの資産の特定。
資産のリスト化は、
あなた自身の資産管理の為であり、
また残された家族の
負担軽減の為でもあります。

余裕があれば、
家の中の物に対しても
リスト化すると良いです。
細かい物品のリストは必要はありません。
価値ある物、特定の誰かに譲りたい物、
そういったものに関しては、
リストがあると分かりやすいですね。

リスト化は、
50代に行うのがおススメです!
この頃は、
精神的・肉体的に充実している時期。
「人生100年」と言われている現代、
折り返し地点のスタートを切るためにも、
自分が今「何」を所有しているのかを
確認しましょう。

終活で片付けをする具体的な手順と方法

自分の持ち物が把握できたら
実際に身の回りの物を片付けましょう。
物のリスト化も出来ていれば
よりスムーズに片付けが進みます。
勿論、リストがなくても問題ありません。
自分の持ち物をじっくり確認することで、
あなたの思い出や
記憶の片付けにもなります。

使えなくなったものから捨てる

まず片付けるべきものは、
着ることが出来ない衣服、壊れた家電等、
物として使えなくなった物です。

当然ですが、
終活を始めたとしても、生きている間は
当然身の回りの物が必要
です。
いきなり終活を張り切って、
自分の持ち物の何もかもを片付け、
その後にまた新しく物を買っている。
これではいくら片付けても終わりません。
初めから何もかもを片付けるのではなく、
使えなくなったものから
処分を始めましょう。

使えるものは誰かに譲るのも良い

捨てるだけが、片付けではありません。
次の代に譲りたい物、
まだ使えるけれど使わない物
は、
家族、親戚、友人等に
差し上げるのも良い
ですね。

あなたが使っていたものを、
次の代も使う。
いわゆる形見分けは、
あなたの思い出を後世に残せる、
素晴らしい手段の一つです。

趣味に関するものは価値の分かる人に買い取ってもらう

片付けるもう一つの手段が、
業者や専門家に買い取ってもらう
という方法です。
これは、
あなたの趣味に関する物の片付け
有効な方法です。

趣味に関する物の中には、
一般の人にはわからないけれど、
価値ある物も存在します。
そういった道具は、遺族に知識がなければ
あなたの死後、廃品として処分されます。
そのようなことになる前に、
価値の分かる人に譲る
買い取ってもらうのが良いです。

60代といえば、
仕事の定年等で時間の余裕があり、
子供の独立等で金銭的負担も減少し、
ところが体力は
十分に残っている年代でもあります。
時間や体力を使う片付けは、
そんな60代に行うのがおススメです。

エンディングノートは心の片付けになる

身の回りの物は片付いても、
あなたの心は片付いているでしょうか?
終活であなたの心の片付けに役立つのが、
エンディングノートの作成です。

具体的なお葬式の方法から、
遺言書に近い内容まで、
あなたの考えをしたためるのが
エンディングノート
です。
書き遺す内容は、
具体的な財産や、友人の連絡先
お葬式や、相続についてのあなたの希望。
他にも、文章にできれば、
どんなことでも書き残せます。
例えば、自分史を書くこともできます。

終活の片付けで、
最も難しいのは心の片付け
です。
多くの人は、
何を残していいのか、
どうやって残せばいいのか、
分からないでしょう。
そんな時は、
エンディングノートを作ることで、
自分自身の人生を振り返ってください。

自身の人生を振り返れば、
自分がこれから何を残したいかを
知る術にも繋がります。
つまり、エンディングノートとは
家族に遺すためのものでもあり、
あなたがこれらかの人生を始めるため
のものでもあるです。

エンディングノートに関しては、
始めるのに最適な時期はありません。
早くても、遅くても、
あなたの思う時期に作り始めるのが最良です。

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終活の片付けは完璧を求めなくて良い

ここまで片付け方を見てきましたが、
終活の片付けで忘れてはならないのは、
完璧に行う必要などない、ということです。

人は誰も自分がいつ死ぬかは分かりません。
先日私が弔問に行った葬式は、
妻子ある30代男性の葬式でした。
幼い子を抱えた奥様の途方に暮れた顔が、
故人が何の前触れもなく
突然亡くなったことを物語っていました。
おそらく、
彼は終活など行っていなかったでしょう。

終活は、
若い頃からコツコツ行うことが理想です。
けれど、
誰も自分はいつ死ぬか分かりません。
若くして亡くなることもあるでしょう。
逆に、終活を行ったのに
いつになってもお迎えが来ず、
折角片付いた部屋が再度道具で溢れる、
ということもありえます。

結局、
完璧な終活の後に人生を終えることは、
殆どの人にとって不可能なこと
です。
だからこそ、
遺族への負担軽減ばかりに意識を向けず、
自分のその後の人生を豊かにする為に、
終活をする必要がある
のです。

不要な物を片付ければ、
身軽に生きることが出来ます
エンディングノートを作成すれば、
人生を振り返ることも出来ます
終活は自分の為になる行為なのです。
あなたも、自分の為に
身の回りを片付けてみてください。

終活で片付けをする手順と方法のまとめ

就活、婚活などと違い、
終活の片付けには終わりがありません
強いて言うなら、
あなたが死ぬ時が終活の終わる時。

しかし、終活の片付けとは
終わる為の準備ではありません。
物を処分することが目的ではなく、
あなたの人生を見つめ直し、
遺すものを探す作業
なのです。

終活で片付けをする手順と方法
  1. 終活で片付けをする最初の手順
    • 資産に関してはリスト化することで
      分かりやすくなる
    • リストは持っている物の再確認の為に作成する
    • 人生の折り返しの50代に行うと良い
  2. 終活で片付けをする具体的な手順と方法
    • 何もかもを捨てるのではなく
      まずは使えなくなったものから捨てる
    • 使えるものは
      形見等で誰かに譲るのも良い
    • 価値あるものは専門家に買い取ってもらう
    • 実際の片付けは
      体力のある60代に行うのが良い
  3. エンディングノートは心の片付けになる
    • エンディングノートはどんな内容も書き残せる
    • 家族に意思を遺すことができる
    • 自身の心の片付けにも役立つ
    • 何歳から始めても良い
  4. 終活の片付けは完璧を求めなくて良い
    • 完璧に終活を行ってから
      人生を終えることは不可能
    • 終活の片付けは
      その後の自分の人生にも役立つ

人生100年時代と呼ばれる今日、
終活の片付けを行っても、
そこから過ごす人生は
決して短いものではありません。
つまり、
終活はその後のあなたの人生に
多大な影響を与える行為でもあります。

もしもあなたが、
終活の片付けは物を捨てること、
と考えているのなら、
それは大きな間違いです。

終活の片付け
身の回りの物や資産、
そして心の片付けを行うことは、
あなたの人生の後半を
充実させるキッカケ
となるのです。

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