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ダブルの喪服ってダサい?後悔しない考え方を解説【結論はシンプル】

喪服の上着には、シングルとダブルがあります。
そこで、こんな疑問の声を聞くことがあります。

主人が昔買ったダブルの喪服をお葬式に着ていくと言ってるのですが、ダサいですよね?

そういえば最近スーツもダブルってあまり見かけない気がします。
もしかすると今時ダブルの喪服はダサいのでしょうか?

今回は、ダブルの喪服がダサいかどうかについて解説します。

結論はいたってシンプルです。
後悔しないように事前に理解しておきたいことをお伝えします。

ダブルの喪服はダサいのか?

ダブルの喪服はダサいのか?
まず結論から申しますと、その答えは『人それぞれの価値観による』という事になります。

それでは困りますよね?
でも本当にそうなんです。

ダブルの喪服ってダサくない?

そうですか?
でもダブルの喪服は貫禄がありますよね

私が知る事ができた意見はこのようなものです。
これらは全て本当にある意見なのです。

賛否両論あります。
それでは詳しく見ていきましょう。

ダブルの喪服がダサいと言われるのは流行じゃないから?

スーツにはボタンの数やラペルの幅などについて流行があります。
喪服も例外ではありません。

喪服の現在の流行はシングルとダブル果たしてどちらなのでしょうか。

今の喪服の流行はシングルでいいのかな?

はい、そうです。
令和の時代が訪れましたが、現在の喪服で流行しているものはシングルです。

現在の流行はシングル

私が知る限りでは現在の流行はシングルという事になります。
流行じゃないことをダサいと定義した場合、ダブルの喪服はダサいということになります。

私がダブルのスーツに抱くイメージと言えばやはりバブルの時代。
華やかで余裕があり、自分を大きく見せる事が求められていたそんなイメージです。

翻って現在はできるだけ無駄を省き、スマートにシャープに身軽にといった事が求められている風潮です。
それを簡単に体現できるものとなると、やはりすっきりとした印象を与えるシングルのスーツという事になります。

そして流行とは多くの場合、都会から生まれるものです。
都会であるほどその傾向は強まるでしょう。

ですから、体型がが変わって喪服が合わなくなった等で、今買い替えるならシングルの喪服が無難と言えます。
以下のようなシングルの喪服がスタンダードです。

好んでダブルの喪服を着てるのはダサい人?

当然ですが、流行りの服が好きな人もいれば嫌いな人もいます。
ですからダブルの喪服が好きな人も嫌いな人もいます。

流行ってるのはシングルなのにあえてダブルを選ぶ人もいるんですか?

はい、いますよ。
ダブルの喪服にもいい面はありますしね。

体型をカバーする時や好みで選べば良い

残念ながら現在の流行からは外れてしまっているダブルの喪服。
ですが悪い面だけではありません。いい面もあるんです。

ダブルの喪服の特徴はそのゆったりとしたシルエットにあります。
それは年齢のせいなどでお腹が出ている人にとっては、体型をカバーするのに都合がいいのです。

どっしりとした落ち着いた雰囲気を出したい方にもお勧めです。
服というものはその人に似合っているかどうか、それが好きか嫌いかという事も重要です。

ダブルの喪服の方が自分に似合う、または好みであるならそれで構わないのです。
流行り廃りだけではなくそういった面からも考えてみるのはどうでしょうか。

そう考えると、ダブルの喪服がダサいとは言えなくなります。

地方では人気のダブルの喪服

都会ではシングルが人気ですが、ダブルの支持が根強い地方もあるようです。
特に保守的な気風が強い地域、時代の流れにあまり左右されない田舎などではそういう傾向があります。

これは都会に比べて地方が劣っているという事ではなく、良い悪いといった事でもありません。
都会には都会の、地方には地方の、やり方と良さがあるのです。

あなたが『これで良い』と考えるものを自信を持って選んでください。
好んでダブルの喪服を着てるのはダサい人ではありません。

ダブルの喪服は当然マナー上も問題ない

ダブルの喪服を着ていくこと自体には問題はないのかな?

はい、問題ありません。
ここでは喪服の格とマナーについてご説明します。

お葬式は厳粛な場です。ふらっと遊びに行くのとは違います。
亡くなられた方のご家族は勿論、弔問に来られた方にも失礼のないようにしたいですよね。

その点でもダブルの喪服は大丈夫なのでしょうか。
考察してみましょう。

どちらの喪服も格は同じ

喪服にも格が存在するという事をご存じでしょうか。
今回比べてみるのはシングルとダブルの喪服です。

シングルとダブル。
1と2です。
倍ですね。

ではダブルはシングルの2倍格上なのでしょうか?

いいえ、違います。
答えは『同格』です。

喪服には正喪服、準喪服、略喪服といった種類(格)があります。
シングル、ダブルと呼ばれる喪服はどちらも準喪服になります。

同じ準喪服というカテゴリーのものなのでこのふたつは同格なのです。
バブル期のことを思い出すと、ダブルの方が上位のイメージがありますが、格上ということにはなりません。

ですから、どちらを選んでもマナー上も失礼にあたるという事はありません。

裾はシングルにしましょう

ここでひとつ注意点があります。
喪服のタイプがシングルかダブルかという事はマナーの面では問題ないことがわかりました。

ですが、パンツの裾をダブルにするという行為はお洒落という扱いになりますからマナー違反です。
お葬式はお洒落を披露する場ではありません

面と向かって注意される事は無いかもしれませんが、避けた方が無難です。

大事なのは故人を偲ぶ心

色々と述べてまいりましたが、ここで一度原点に立ち戻ってみたいと思います。

お葬式とはその人生を成し終えた方をお見送りする神聖な行事です。
そして残されたご家族に、その最後を見届けた人がいる事を伝えて勇気づけ、心の整理をお手伝いする場でもあります。

そのような時に来ていく喪服がシングルかダブルかなどというのは些細な事です。
大事なのは亡くなった方を想う気持ちです。
わざとふざけた恰好で訪れるわけではないのです。

あなたの気持ちはきっと伝わります。
亡くなった方にもそのご家族にも。

ダブルの喪服がダサいと思う人なんて、いませんよ。
もしいるとしたら、それはあなたの胸の中です。

あなたが選んだ喪服を着て、自信を持ってお世話になった方に最後のご挨拶に伺いましょう。
「さようなら」を言うために。

「ダブルの喪服はダサいのか」まとめ

ここまでお読みいただいて、ダブルの喪服がダサいと思われたでしょうか。
ダブルの喪服はマナー違反でもありませんし、ダサいかどうかなど考えなくて良いですよ。

人は人、自分は自分です。
この記事がご自分に合った喪服選びのご参考になれば幸いです。

要点まとめ
  • 流行じゃないことをダサいと定義した場合、ダブルの喪服はダサいとなるが葬式参列の本質ではない
  • 体型に自信のない人はダブルの喪服を選ぶのもアリ
  • 地方によってはダブルの喪服が好まれる事もある
  • ダブルの方がシングルよりも格上という考えは間違い
  • ダブルの喪服を着ていく事は失礼にはならない
  • シングルかダブルかよりもあなたが故人を想う気持ちが大事

以上の事からダブルの喪服がダサいのかという問いに対する答えはダサくないというのが私の考えです。
流行しているものを選ぶのか、ご自身の体型やその土地柄に合ったものにするのか。

あるいは誰かに何か言われても別に気にしないというのも一つの選択です。
人の意見に惑わされて後悔しないようにしましょう。

喪服はご自身の考えと置かれている状況に即したものを選ぶということで構いません。
何よりも大切なのはこれから旅立つ方をお見送りする事なのですから。

なお喪服をレンタルする場合は、こちらの記事をご参考になさってください。
男性と女性に分けて書いています。

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