お葬式に着ていくワイシャツ、気にしたことがありますか?
ワイシャツって色々な種類があるのに、違いが分かりにくく、何だか面倒ですよね。
慌ただしい場面でクローゼットをひっくり返している時間もありません。
最終的には会社で着ているいつものでいいかな……なんて、私も思ったことがあります。
親戚や同僚部下が集まる中、マナー違反になっていないか心配で、故人を偲ぶ余裕もない、なんて悲しいことにならないためにも、お葬式に着る正しいワイシャツの選び方を伝授します。
葬式に着る正しいワイシャツ

色柄は白無地、襟はレギュラーカラーまたはワイドカラーです。
素材は綿100%の平織(ブロード)など、やわらかくて凹凸の少ない、肌触りの良いものを選びましょう。
ボタンは、白や、透明が望ましいです。
カフスボタン(カフリンクス)を付ける場合は、色は黒、金具部はシルバーのものが良いです。シングル、ダブルどちらでも問題ありません。
基本的にフォーマルなワイシャツを選択すれば問題ありません。
ではフォーマルとは、一体何でしょうか。よく聞く言葉ですが、改めて考えると何だろうと思いますよね。フォーマルとはずばり、場に相応しいということです。さらに簡単に言うのならば、その場にいる誰もが嫌な気分にならずに過ごせる服装です。
俺のおじいちゃんが亡くなった時に、
いとこがなんかおしゃれチックな服装してて、幼げながらなんでこの人達こんな服着てるんだろう?って思ってた時に葬式の後に遊びに行くって聞いて本当にイライラしたのを思い出した。 https://t.co/2rgyU55GjC— ゆあ / Yua (@manaaninegame) November 25, 2019
まず、このツイートの引用元を見てください。亡くなった人は、孫であるツイート主がおしゃれすることを、とても喜んでいたことが分かります。故人のことを考えるという意味では、確かにおしゃれするのも悪いことではないように思います。
しかし、参列している他の人はどう考えるでしょう。引用返信をしているツイート主のように、理由を想像するのではないでしょうか。
あなたも、もし大切な人を亡くした時に、隣に派手な恰好をした人がいたら、この人は何をしに来たのだろうと思いませんか。それに悲しい気持ちよりも、なんだか気持ちがもやもやして、気が逸れてしまいます。
このツイートでは、出掛けるという理由が分かったため、ツイート主は憤慨した様子です。ですがほとんどの場合、分からないままだと思います。アナウンスで誰かの服装について放送したりしないですよね。
つまり、故人とのつながりがあるなどの理由があったとしても、参列者はそれを知っているわけではないのです。そのために、葬儀のような場では、フォーマルさ、すなわち様々な立場の人に配慮した服装が求められるのです。
女性は、ワイシャツは着用しません。ワンピースやアンサンブルタイプが一般的で、パンツスタイルの場合も、基本的にジャケットとセットになっている黒いブラウスを着用します。
以下のようなワイシャツを選んでおかれたら間違いないです。
普通にコスパがいいベーシックなもので良いです。
着用してはいけないシャツ
あわせて、マナーに反する服装も覚えておけば安心です。
色柄は勿論、難しい襟や生地まで解説しました。
色
葬式ってワイシャツは白でいいんだ。ぜんぶ黒じゃなきゃいけないと思って黒シャツに黒スーツ着てきたからミッシェルガンエレファントみたいな格好で式に出席してる。
— Yushi (@yushi666) January 22, 2015
たしかに、スーツや小物も基本的に黒ですから、全部黒にしなければいけないと思ってしまいますよね。
実は、白以外の色はマナー違反です。グレーや黒は、おしゃれ服扱いになります。
柄
柄はどんなものでもあってはいけません。
襟やポケット、手首などに柄がついているものも、当然控えるべきです。柄の色が白であっても、光が当たると意外と目立ちます。
また、生地の凹凸から造られる模様も同様です。気を付けましょう。
襟
葬儀における白いワイシャツって本当にスタンダードなシャツを指すんだけど、ボタンダウンとか襟高とか来てきちゃうおっさんが居て、え?それはカジュアルシャツだとか思って見たら、お偉い先生だった。
— MOGENU (@MOGEINU) December 17, 2016
普段からスーツを着こなしていそうな人でも、意外と見落としがちなのが襟です。しかし見るべきところさえ確認できれば、着てよいものかどうか簡単に判断できますよ。
タブカラー、ピンホールカラー、ボタンダウンカラーなどが、カジュアルな部類になります。
- タブカラーは、襟の裏に紐がついています
- ピンホールカラーは、襟に金属のピンが通してあります
- ボタンダウンカラーは、襟の先にボタンがついています
思っていたよりも分かりやすいですよね。
生地
ざらざらした触り心地のものは避けなければなりません。
触り心地は、糸の太さ、素材、折り方が関係していますが、詳しい説明は省略しましょう。もっとも簡単な判別の仕方を教えます。生地の表面に、柄以外の模様が見えるかという点です。
下記の画像を見てください。

おしゃれワイシャツと就活用ワイシャツの生地を比較しました。左のおしゃれ着のほうは、斜めに凹凸があることが分かりますが、右はパッと見ただけでは分からないですよね。
実は、糸が細いほど高級感があり、凹凸が少なく、きめ細やかでなめらかです。糸が太いと、布が織られる時に出来る凹凸が大きく、触り心地もざらざらしたカジュアルなものになるのです。
ボタン
白・透明以外は避けましょう。黒やグレーもNGです。
そして、ボタンを縫い付けている糸の色にも注意してください。
ワイシャツには、様々な色の糸でボタンを縫い付けているものがあります。
オシャレ感が高くなりますので、葬式の場には相応しくないワイシャツです。
カフスボタン(カフリンクス)は、色が黒以外であったり、派手な形のものはマナー違反になります。しかし、よく考えてみてください。そもそもカフスボタンとは、袖口を留めるために使用するものですが、ほとんどのワイシャツには元から袖口を止めるためのボタンがついていますよね。
ボタンがついていない場合はやむを得ませんが、ついている場合は装飾目的になってしまいます。使用するべきではないでしょう。
暑い!ジャケットは着なくてもよい?

式中はジャケットを着用しなければいけませんが、それ以外のときはワイシャツでも問題ありません。半袖も大丈夫ですよ。
お葬式は移動が含まれる場合もあり、真夏の炎天下での移動はつらいものがあります。
人が大勢集まりますので、暑くなる要因も多いですし、冬でも暖房が効きすぎていることがありますよね。
体調を崩さないように、夏などは出来るだけ脱いでおいたほうがいいかもしれません。
寒い!ワイシャツの下には何を着る?
その場合は肌着を着ましょう。しかしその際に注意すべきことがあります。肌着は意外と透けやすいということです。
ベージュまたはグレーで、深めのVネック、縫い目のないシームレスタイプを使うと、アウターに響きにくいですよ。
真冬の式場はとても寒いですよね。斎場はまだ空調が効いているのですが、お寺に行ったときなどは、隙間風がとても冷たくて、震えが止まらなかったことがあります。天候は選べませんし、雨や雪が降る可能性もありますから、防寒対策は万全にしておきたいですね。
以下のようなアンダーシャツが最適ですね。
葬式に着るワイシャツまとめ

- 色柄は白無地
- 襟はレギュラーかワイド
- ボタンも白
- 生地は凹凸が少なく柔らかいもの
細かいところまで、そう思われるかもしれません。しかしワイシャツは、白く、顔の近くにあるので、実はジャケットを着ていても意外と目線が集まりやすいです。言われてみれば、汚れや透けなど、他人のワイシャツに気がつくことって多いですよね。
しかし、服装に気を遣うことが、葬式の目的ではありません。参加者全員が故人に思いを馳せ、悲しみを吐き出し、別れを惜しめる場であるべきです。最低限のマナーを守って、些事に惑わされることなく最期の別れを言えるようにしたいですね。
なお葬式で履く正しい靴やベルトについては、以下の記事を参考にして下さい。

