海や山や空。
果てには宇宙にまで
遺骨を撒く散骨という方法。
お墓を建てるより割安ですし
一見ロマンチックで
素敵に思えるでしょうが
実は後悔も多いのです!
今回は
散骨をした人が
後悔する主な原因を3つご紹介します!
また、関係者、お寺さん、本人の口コミも考察してみました。
あなたも一緒に考えてみて下さいね。
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散骨すると故人と向き合う場所(対象)がなくて後悔
ダントツで一番多い後悔の原因は
「故人と向き合う場所(対象)がない」です。
・散骨の後悔あるある
お墓参りしたいけど墓が無い
納骨したいけど骨(遺骨、遺灰)が無い・無宗教葬の後悔あるある
法事したいけど葬儀してないからできない(正確にはできるけど、改めて葬儀からやる事に)
お盆にお参りして欲しいけどお寺に頼んで僧侶を導師として葬儀してないから(以下略……)
— 寺生まれのTさん a.k.a.愚禿🦅🧘♂️🦍 (@takagori) February 18, 2021
日本人は昔からお墓参りをすることで
故人のことを弔い
偲(しの)んできました。
日頃から頻繁にお墓参りをしなくても
お盆やお彼岸にはお墓参りをする方も
多いですよね。
しかし、
散骨をしてしまうとお盆やお彼岸の時期に
どうしていいものか困りますし
海や、ましてや宇宙に散骨してしまうと
弔う対象が漠然としすぎて
感情移入ができないんです。
散骨をした人が拝む対象が無くなり、後悔したという話を聴きます。
そのために、遺骨の一部をペンダントなどにして身近に置く提案もされているようですが、どうなんでしょう?— 中野良一@お墓YouTuber (@ryoryoly) January 7, 2017
私事ですが
私は6歳の時に父を亡くし
子供のころから父のお墓に向かって
悩みや人生の報告をしてきました。
もちろんそれは大人になった今でも
続いています。
お墓の手入れをしながら
父に話しかけると
なんだか心が落ち着くんですよね。
お墓というのは遺族の心の拠り所です。
お墓を建てるお金の工面も
確かに大変です。
お墓の管理も大変です。
でも家族に負担をかけさせたくない
という理由で散骨をお考えなら
家族の方がどのように思っているのか
一度話し合ってみてください。
あなたが亡くなった後
残されるのは家族なんですから。
散骨後に親族との関係が悪くなり後悔
これもよく聞く後悔する原因の一つです。
故人の遺言で散骨をしたら
親族側に散骨を
良しと思っていない方がいて
「何故そんなことを
してしまったんだ!」
と言われてしまい
親族との関係が悪くなってしまった
というものです。
私がネットで見かけた口コミでは
散骨が原因で親族の冠婚葬祭に
呼ばれなくなってしまった
方もいらっしゃるのだとか…。
このようなトラブルを避けるには
遺骨を撒く前にきちんと
親族の方とお話をすることです。
あなただってもし
あなとにとって大切な人の遺骨が
自分に何も知らされずに
どこかに撒かれてしまったと
事後報告で知らされたら
いい気はしないですよね?
可能であれば
散骨を希望されている本人も交えて
一度話し合いをされた方がいいですね。
遺骨を撒いてしまってからでは
遅いので…。
散骨がもとで地元の人とトラブルになり後悔
これは特に
個人で散骨をした方に多い
後悔する原因です。
故人との思い出の場所。
故人が生前行きたがっていた場所。
故人の遺言の場所。
散骨をすると決めた場所には
何かしら意味があると思います。
しかし
場所が決まったからといって
勝手に撒いてしまっては
トラブルの元です。
極端なたとえですが
まったく知らない人が
あなたの庭や近くの敷地に
まったく知らない人の遺骨を
勝手に撒いたらどう思いますか?
嫌ですよね?
現在法律では
散骨は特別誰かの許可が
必要な訳ではないので
完全にモラルの問題になってきます。
(一部の地域では
散骨を禁止している所もあります。)
土地、海域には必ず所有者がいますし
近くに人が住んでいる場合もあります。
散骨が終わった後に
所有者や近隣住民とトラブルになったら
散骨の思い出がとてもつらい思い出に
なってしまいますし
遺骨を撒いた場所に行くことに
気が引けてしまうでしょう。
個人で散骨をする際には
その土地のことを良く調べ
後々後悔のないようにしましょう。
【口コミ】散骨に難色を示すのは遺族とお寺
散骨に難色を示すのは遺族とお寺のようです。
肝心の本人はどうなんでしょうか。
散骨に関する口コミを見てみましょう。
遺族とお寺は難色を示す
講演会後女性が手紙で「先日『今日聞いた法話と全く同じ法話を10年後に聞いた時、また同じ話か、という人はこの10年、何の成長も。人は経験を積めば自ずと思考は変化を』とのお話を聞いて友人の事が脳裏に。実はその友人、周りの忠告を聞かず世間の真似をして親の骨を散骨。今になって後悔を」と。
— 天徳山 金剛寺 (@kongouji093) August 6, 2017
散骨は年月が経ってから
後悔する人も多いです。
寄り添える場所がなくて
少しずつ寂しさが募ってしまうのでは
ないでしょうか。
難しいとは思いますが
数年先も見据えて慎重に
本当に散骨をするべきか
検討するべきですね。
ただし、お寺さんは基本的に
散骨に難色を示すと思ってください。
なぜなら、お寺にとっては死活問題ですからね。
散骨の話が聞こえてきた。私の親戚にも僧籍の方がいる。彼の話によると、実際に散骨をした人の7割が、後になって後悔しているという。やはり家に社稷とお骨は必要だと思う。劉少奇に代表される中華人民共和国での散骨は、政治的動機が色濃く反映しており、私は決して良いイメージを持っていない。
— 谷口和彦 (@kakunen) July 30, 2010
なんと散骨をした人の
7割の人が後悔しているそうです。
後悔の理由はさまざまでしょうが
これだけ多くの人が
何かしら後悔しているとなると
散骨は本当にいい方法なのかと
疑問に思ってしまいますね。
ただ、こちらの方もお坊さんから
お聞きになったお話しのようです。
お坊さんは「散骨したら後悔しますよ」と言うのでしょう。
昔、船上から海に散骨する自然葬を取材した。ご遺族の許可を得て同行したが、海に散骨した瞬間、ご遺族の顔に計り知れない喪失感と後悔が滲んだ。当たり前だが、一度散骨したら二度と戻らない。声を失ったご遺族にかける言葉がなかった。申し訳なくて記事にできなかった。
— Masashi SUZUKI (@lagucar) February 24, 2013
こちらは記者さんの体験談です。
この時のご遺族の方の気持ちを想うと
胸が締め付けられます…。
「もう会えない」という現実を
いやがおうにも突きつけられますよね。
ただ、散骨が故人の希望だったなら
遺志をまっとうして差し上げるのが
ほんとうの供養ではないでしょうか。
本人の希望は散骨
墓に入る気がないから散骨してと伝えてあります。
しんでまで嫌いなひと狭い空間に押し込められるとか最期の瞬間まで気分悪くなる。— ハイジ®︎7y&4y&2y (@hihihiji33) September 23, 2021
この方が言うことに共感を覚える人も多いのでは。
この世で窮屈な思いをして生きてきたから
あの世では、のびのびとしたいと思うのでしょう。
私も広大な大海原でゆっくり休みたいです。
私散骨にしてって幼馴染みに何百回も頼んである
— 杏です (@301yellmi) September 17, 2021
とにかくこのような口コミが無数にあります。
本人は、お墓でなく
散骨にしてくれと切に願っています。
生前から明確に散骨の希望があるなら
散骨して差し上げることが
ほんとうの供養になるかと思います。
散骨の後悔まとめ
散骨に不安があれば事前に
徹底的に取り除いておきましょう。
記事内容をまとめておきます。
- 故人と向き合う場所(対象)がなくなる
- 親族との関係が悪くなった
- 地元の人とトラブルになった
- 散骨で後悔した口コミ
- 散骨は年月が経ってから後悔することも多い
- 散骨をした人の7割が後悔をしている
- 遺族とお寺は難色を示す
- 本人は散骨希望
散骨をしてしまうと
お墓参りができないので
故人と向き合えない
親族に散骨に反対の人がいると
トラブルが起きることも
散骨自体に許可は必要ないが
勝手に遺骨を撒いてしまうと
トラブルの元になる
今回は散骨をした遺族が
後悔しやすいことをご紹介しましたが
本人はだんぜん散骨希望という現実があります。
生前から家族、親族で話し合っておくべきです。
明るく大真面目に希望を伝えておきましょう。
資料がないとお話しできないでしょうから
まずは、専門業者さんの資料・見積もりを取ってください。
この手のお話は後回しにしがちですが、
心配ごとは一日も早く解決しておきたいものです。
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