と考えているあなた。
お葬式に手持ちの腕時計を着けて行ってもマナー違反にならないか、不安に思われているとお見受けします。
本記事ではお葬式で着けるのに適した時計について、百貨店の時計マイスターから勧められた腕時計3選を含めて解説いたします。
どうしてもお葬式に相応しい時計を用意できない場合についても解説しますので、参考にしてくださいね。
お葬式に着けて行くのに適した時計の特徴
お葬式に着けて行くのに適しているのは、以下のような特徴の腕時計です。
- すっきりとしたシンプルなデザイン
- ベゼルは大きすぎない丸型
- 白または黒の文字盤
- 黒い革ベルト
- ケースは薄型で秒針ありの3針または秒針なしの2針
- インデックスはバー、アラビア数字またはドット
「お葬式に適した時計の特徴」は、百貨店の時計売り場で時計マイスターの方に教えて頂きました。
ベゼル（風防【ガラス】の周りを囲む部品）が大きい腕時計は、カジュアルな印象を与えてしまうのでお葬式には不向きです。
腕時計の文字盤の色は、喪服の袖の色とあわせると自然に見えます。
お葬式に光り物はNGですから、文字盤が白や黒でも、宝石などが埋め込まれてキラキラしている時計はダメです。
同じ理由で、黒の革ベルトは光沢のないタイプのものがベストです。
また、ケース（時計の本体）が分厚いと、時計が必要以上に目立って見えるので良くないです。
このように目立ちすぎず、安っぽくもないラインの時計がお葬式の場にはふさわしいです。
では、具体的にどのような腕時計をアドバイスされたか、次の項目で紹介させていただきます。
時計マイスターおすすめ腕時計3選
お葬式で身に着けるのにオススメの時計として次の3つを紹介させていただきます。
このような特徴の時計をあなたはお持ちですか？
もしお持ちでしたら
「私はこのくらいなら持っているぞ！」
と自分で自分を褒めてあげてください。
このスマホの時代、管理職、あるいは社長でも腕時計をつけない方が増えています。
そこをしっかりそろえていらっしゃるあなたは、とてもご立派です。
あなたのきっちりとした人生への姿勢は、無意識のうちに崇高なオーラを発していることでしょう。
私もそのような時計をしている方に出会ったら、とても頼れる大人なんだろうなという印象を抱きます。
そして、マイスターのおすすめに近い特徴の時計をお持ちでないあなた。
あなたがもし時計にそれほど興味が無いのなら、もちろん無理に買う必要はありません。
決して安くはありませんし、興味がなければ普段身につけることもないでしょう。
これほど割に合わないお買い物もなかなか無いですよね。
ただ、ここで紹介させていただいたタイプの時計であれば結婚式や他のフォーマルな場でも使い回しが可能です。
「時計に興味はないけど、きちんとした場所にはきちんとした格好をしていきたい」
ほんの少しでもそう思われるのなら、これを機会に準備しておいても損にはなりませんよ。
お葬式に適した時計がない場合は腕時計をしない
お葬式に適した時計がない場合は腕時計をしないという選択もありです。
「手持ちの中に、お葬式に着けて行けそうな時計が無い…」
そういう場合もありますよね。
あなただけではありません。
というよりマナーを守ろうとすると、結構な種類の時計がNGになってしまいます。
急いで準備するとしても最低3,4万は必要でしょう。
「そんな大金ポンとだせるか！！」
という怒りの声が聞こえてきそうです。
お葬式に適した時計が準備できない時はお葬式の間だけは腕時計をつけないのが最適解です。
腕時計を持ってはいるけど、お葬式にふさわしいか微妙な上に、マナーに口うるさそうな人が参列することになっているとしましょう。
そのような状況になった場合は、腕時計は迷わず外して参列することを強くおススメします。
お葬式に派手な腕時計はNG
お葬式に派手な腕時計はNGです。絶対に避けましょう。
- Gショック
- クロノグラフ
- 金ピカな時計
- アップルウォッチ
これらの時計、とってもかっこいいですよね。
普段使いなら。
時刻を確認する手段の主流がスマホとなったこの令和の時代、敢えてコレを身につけるということは、かなりのこだわりがないと出来ないことです。
決してお安くはないですし、いつでも身に着けたいというお気持ち、お察しします。
しかしながら記帳やお焼香の時は、意外とその人の腕に視線が行ったりします。
何気なくふと目にした腕時計が、金ピカだったりゴッツゴツのGショックだったら、お葬式に参列した方々はどう思うでしょうか。
ご自慢のかっこいい時計を批難されるのは無念ではありますが、
「なんだアイツは…」
と眉をひそめる方も少なくないでしょう。
今は営業職の方がゴツゴツのGショックをつけていても、別段何も思われないこともあるくらいです。
しかしながらお葬式は、故人を偲び、死を悼みつつ、最後のお別れをする場所。
TPOをわきまえて、せめてお葬式の間は、派手な時計を外しておくようにしましょう。
お葬式中にスマホで時刻確認はNG
お葬式の最中にスマホで時刻を確認するのはNGです。
スマホの電源はOFFにして参列しましょう。
今の時代、腕時計で時刻確認する人の方が少ない事はもはや常識です。
しかしながら、お葬式の最中にスマホで時刻を確認することは、大変失礼にあたります。
時刻を確認するためにスマホをチラッと見ただけでも、
「葬式よりもLINEメッセージの方が重要なのか！？」
などと思われるかもしれません。
お葬式はものの数時間で終了します。
あなたの普段のお仕事や、会議の方が長かったりする場合も多いでしょう。
ここは電源を切って我慢しましょう。
私もLINEメッセージや仕事のことが気になったりはしますが、さすがにお葬式となるとスマホの電源を切ります。
厳しいことを申し上げますと、あなたがお持ちの腕時計がマナー通りのフォーマルなものであったとしても、そもそもお葬式の間にチラチラと時刻を確認すること自体がマナー違反です。
「葬式より自分の時間の方が大事か！」
と怒られてしまいますよ。
お葬式に着けていくのに適した時計まとめ
お葬式に着けていくのに適した時計の特徴を、時計マイスターのおすすめ腕時計と共に解説いたしました。
- 落ち着いたデザインの腕時計を付けるのがマナー
- すっきりとしたシンプルなデザイン
- ベゼルは大きすぎない丸型
- 白または黒の文字盤
- 黒い革ベルト
- ケースは薄型で秒針ありの3針または秒針なしの2針
- インデックスはバー、アラビア数字またはドット
- 厳密にマナーを守るデザインの時計の金額相場は3,4万円から
- ふさわしいデザインの腕時計を用意できない場合、お葬式の間は腕時計をつけない
- 派手すぎる時計はNG
- お葬式中にスマホで時刻確認はマナー違反
お葬式は数ある行事の中でも、かなりフォーマルな場といえます。
突き詰めれば腕時計のマナーにも、厳しいレベルを要求される可能性があります。
あなたはお葬式にふさわしい腕時計をお持ちでしょうか？
お持ちでなければ今後のために、今回ご紹介したお葬式にふさわしい特徴の時計購入を検討するのもひとつの判断です。
悪目立ちせず、しかしながら見る人に絶対的な品格を感じさせる時計だとなお良いです。
他のフォーマルシーンでも使い回しができるような、一生モノだと更に重宝します。
ですが、他のデザインの時計が好きだったり、そもそも時計自体に興味がないってこともありますよね。
そのような場合は、無理に高額な腕時計を購入する必要はありません。
お葬式にふさわしい時計がないのなら、
「お葬式では腕時計をつけない」
これが最適解です！
なお、お葬式に持参する数珠やハンカチ、ネクタイやベルト等の服装小物については、以下の記事を参考にして下さい。
