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直葬でお経を上げるか否かは親族とお寺に相談を!【理由を解説】

お通夜・告別式を省略し直葬される場合
お経は上げるべきなのか
疑問に思いますよね。

この選択は

  • あなたと親族の意向を一致させること
  • 納骨するお寺がある場合、事前の相談が必要なこと

上記の2点の考慮が必須です。

ご親族が亡くなり、
どのような葬儀のプランにするか
ほとんど猶予が無い場合もあります。

そして直葬を選んだ場合、
次なる大きな決断の1つに
お経を上げるか否かがあります。今回は、
直葬でお経を上げるか否かについて
親族とお寺さんに相談する理由を解説いたします。

直葬でお経を上げるか否かは親族やお寺と相談する


直葬では特に
お経は必要ではありません。

お経を上げるか上げないは
遺族が選択することが出来ます。
しかし、お経を上げるか否かは
あなた1人で選択してはいけません!

あなたのご親族、菩提寺への事前の相談が
どんなに忙しくても
絶対に必要です。

菩提寺(ぼだいじ)とは
先祖代々お世話になっている
納骨をするお寺のこと

直葬を終え、お経を上げなかったことを
周りに事後報告したのでは
様々な面でトラブルになる原因となります。
ではそのトラブルとはいったい何があるのか。
それについて考え、親族とお寺さんに相談する理由を
以下で解説していきます。

お経を上げない選択はその後の親族との付き合いに支障が出ることも


もしあなたがお経は必要ないと思っていても
ご親族の方の中には
直葬であれどお経は絶対に必要と
感じている方もいらっしゃるかもしれません。

親族の間で意見が食い違い
どちらかが意見を
無理矢理押し通そうとすれば
今後の付き合いにも
支障をきたす恐れがあります。

お経を上げるか上げないかを
選択できる場合、
どうするかはあなたとご遺族の
価値観次第になってきます。

「お経の有無くらいで未来は変わらないし
 それよりも、今生きている人のために
 お金は使うべきだ。」
「故人もお経の有無に関しては
 気にしていなかった。」と考えるなら
お経は無しでも良いでしょう。

「故人は本当に成仏できるのか?
 やっぱり悪く思われないか?」
「高額だけど永久に後悔を残すよりは
 お布施を支払って
 お経をあげるべきだ」と考えるなら
高額になってでも
お経を上げるべきでしょう。

あなたと、ご遺族と、そして故人が
どのような価値観を持っているのか
今一度振り返ってみてください。

一概にどちらが良いと
言い切れることではないです。
どちらも正しい考えと言えます。
それだけに余計悩んでしまうでしょう。
だからこそ、
ご親族の皆様とよく話してみましょう。

もちろん今あなたがこうして真剣に
お考えになっているという事も
とても重要なことです
あなたが真剣に考え抜いて出した提案は
ご親族の心を確実に動かします。
どのようにすべきか迷っている
ご親族を導く力になります。

お経を上げないと菩提寺に納骨できないことも


菩提寺がある場合は
直葬でお経を省略してしまうと
菩提寺への納骨を断られてしまう
可能性があります。

菩提寺には
お経を行うべきかどうか事前の相談を
必ずしておきましょう。
ちなみにお経が必要な場合は
戒名も一緒に必要になる場合がほとんどです。

ではなぜ、お経と戒名を省略すると
納骨を断られてしまうのでしょうか?

それは、
お経と戒名を行うときに必要なお布施が
お寺の維持費になっているからです。

維持費を支払わずに
納骨することは出来ません。

例えるならば
アパートの入居費を支払う事と
同じなのです。

ただし、菩提寺に納骨せず
ご自宅で遺骨を管理したり
他の方法をとる場合は
この限りではありません。

地元を離れ別の土地で暮らし
そこで亡くなった場合、
遺骨は地元の菩提寺が良いと
希望するケースも多いです。

事前に菩提寺へ相談を行っておけば
亡くなった土地で直葬を行い、
後から菩提寺でお経を上げる
ということも可能な場合があります。

「この忙しいときに連絡なんか
 する余裕なんて無い…」
「なんで今お金の話を考えないと
 いけないの?」と
思われるかもしれません。
ですがこれはとても大事なことです。

今は冷静に、後から絶対後悔しないよう
連絡すべきこと、確認すべきことを
優先しましょう。

自力でお経の有無について
調査する事が出来るあなたは
このまま無事にお葬式を進めていく事も
絶対に出来ます。

お経のお布施は5~10万円・戒名含めて15~20万円

直葬においてお経は
基本的に行いませんので、
必要な場合は葬儀社、ネット等から
僧侶を手配する必要があります。

現在取引されている葬儀社がある場合は
相談をしましょう。

直葬において必要なお布施の相場
(お寺さんによって金額は変わります!)

  • お経だけ:5~10万円
  • 戒名もつける:15~20万円

僧侶を手配するとなると
お車代、お布施の費用が発生します。
非常に高額ですね。

そもそも直葬を選択される方の
理由の1つとして
「一般的なお葬式に比べ
 金額が安いから」
というものもあります。
その場合、
ここで高額になってしまってはと
思ってしまうかもしれません。

しかし、金額の大小はありますが
菩提寺がお経を上げないと
納骨をしてくれない場合は
完全に必要経費となります。

直葬でお経を上げるか否かまとめ

葬式 数珠
直葬の場合、お経を上げるか否かは選べますが
どちらを選んだことによって何が変わるのか
十分検討した上で直葬を進めていきましょう。

最後にまとめておきます。

直葬の場合のお経まとめ
  1. 直葬でお経を上げるか否かは選べるが
    親族と菩提寺への相談が必要
    • 親族と相談をしないと
      トラブルの原因になる
    • お経を上げないと
      菩提寺に納骨できない場合がある
  2. 「直葬は住んでいた土地で
    お経は故郷の菩提寺で」というように
    相談の上なら柔軟な対応が
    出来る場合がある
  3. お経のお布施は5~10万円
    戒名含めて15~20万円
    • お布施の相場は菩提寺によって
      大きく変わる
  4. 菩提寺に納骨をしない場合は
    お経を上げなくてもいい

ここまで読まれたあなたなら
後悔しない選択をすることが
出来るでしょう。

あなたは今、
残されたご遺族の指揮者なのです。
故人の方もご親族も
あなたの言葉を頼りにしていますよ。

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